ゴルフお悩みレッスン「コース本番だけ右への球が多くなりダフリも出てしまう」
連載「われらアマチュアお助け隊」【第29回】
巷で人気の個性豊かなティーチングプロが、ワンポイントに絞ったレッスンで、アマチュア読者のお悩み解決に挑む!
ゴルフトゥデイ本誌583号/124〜126ページより
今月のアマチュア|藤原さんのお悩みは…… 。
今月のアマチュア
藤原義浩さん
年齢/30歳
ゴルフ歴/ 4年
HC/27
スポーツ歴/野球
球筋/ドロー
好きなクラブ/サンドウェッジ
ドライバーの飛距離 / 250ヤード
好きなプロ/ケビン・キスナー
藤原さんのお悩み「練習場では真っすぐ打てるのにコース本番だけなぜか右への球が多くなりダフリも出てしまうんです」
今月のお助け隊員|鳥井悠治プロ
練習場では真っすぐ打てるのにコース本番だけ右への球が多くなる藤原さんのドライバーショットを見てみよう
藤原さんのスイング
トップも決まっていて、体格を生かした力強いスイングです!ただアドレスの時点で多くのアマチュアがやってしまいがちな修正ポイントが見受けられますね!(鳥井悠治プロ)
スタンスのラインと肩のラインをそろえてターゲットに向けましょう!
写真 左)下半身に対して、上半身は右を向いてしまっていますよね。
写真 右)上下のラインをそろえてしっかりターゲットに向けましょう!
アドレスで上半身が右を向くと左肩が詰まったスイングになる!
写真 上)インパクト以降で左肩が詰まると球は右へのプッシュアウトに!
写真 下)左肩が回ることで最後まで振り切れて球はターゲットへ飛んでいく!
『主な原因は』ココだ!!
スタンスのラインだけをターゲットに向けてしまうことで上半身の肩のラインは右を向いてしまっていた! すると左肩が詰まったスイングになりプッシュアウトなどのミスが出ていた。
ワンポイント・LESSON
Point!
目線だけでなく、肩のラインを意識して真っすぐか少し左を向くのがベストです! 目線だけを重視してターゲットを見てしまうと肩のラインは右を向きがちに!
アドレスでのターゲッティングを実際にやってみよう!
①まずはスタンスラインから下半身を目標へ
②ヨイショ!とラインを上半身へそのまま移動
③最後にヒョイ!と目線を向けて完成
左肩は上げようとせず、背後へ回していくイメージがいい!
写真 左)アドレスでのターゲッティングで右を向き左肩が詰まり。左肩を上げてしまうとミスになる!
写真 右)アドレスが正しいと左肩を背後へ回せスイングがスムーズになる!
藤原さんのスイング【Before】
以前はアドレスで肩のラインがすでに右向きでしたが……。
藤原さんのスイング【After】
肩のラインがしっかりターゲットに向けられていますね!
ミス撲滅のための[お助けドリル]|ヒモ引き肩回しドリル
テーブルの脚などに1本のヒモを巻き付けて両手で握る。それをスイングをマネて左右交互に引っ張る。このとき左肩は上に上げようとするのではなく、背後に回すイメージで行う。これを左右何度も繰り返して引っ張ることでスムーズな肩の動きがマスターできる!
「アドレスでのターゲッティングでこんなに違いが出るなんて!練習場だけでなくコースでも意識すればベストスコアを目指せそう!」(藤原さん)
鳥井悠治
『ビジネスパーソンに大人気レッスン書を多数出版』
PGAティーチングプロとして長年アマチュアをレッスン。特にビギナー向けの簡単に100が切れる指導法が注目され多数の著書を刊行。秋葉原駅近にあって会社帰りのビジネスパーソンが集う「アクティブAKIBAゴルフガーデン」での個人レッスンがわかりやすいと人気を博している。
協力/アクティブAKIBAゴルフガーデン