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2020年のベスト3!? フォーティーン『GelongD』アイアン&ユーティリティ

試打のスペシャリストが2020年のアイアン・ベスト3に入れた『ゲロンディ』の魅力とは!?

2020/12/31 ゴルフサプリ編集部

ゴルフ雑誌の試打企画でおなじみの高橋良明プロは、若い世代を代表する試打のスペシャリスト。2020年だけでも100本以上のクラブを打ってきたそうだが、その中でもベスト3に入ると語ったのがフォーティーンの『GelongD(ゲロンディ)』シリーズ。その魅力について語ってもらった!

海外メーカーに負けない初速と日本メーカーらしい小顔

2020年もゴルフクラブにおいてはピン、テーラーメイド、キャロウェイなど海外メーカーの人気が高かった。その中で高橋プロが「ベスト3に入る!」と評価したのが11月上旬にフォーティーンから発売されたユーティリティ『ゲロンディUX-001』とアイアン『ゲロンディIX-001』。具体的に、どこが良かったのか?

「海外メーカーのクラブは初速が出るのが魅力なのですが、フォーティーンの『ゲロンディ』はユーティリティもアイアンも初速が出るので、飛距離性能が海外メーカーに負けていない。これまで日本メーカーの飛び系は、『シニア向け』『アベレージゴルファー向け』が多かったのでヘッドスピードが速いアスリートには合わなかった。でも、『ゲロンディ』は、パワーヒッターが打っても“ヤワな感じ”はなくて、強い弾道で飛んでくれます。打ち込んでも吹け上がらないのは、海外メーカーの飛び系に近いです」

高橋プロが評価したのは飛距離や弾道だけではなく、構えたときの顔には日本メーカーの良さがあると語った。

アイアンはマッスルバックのような形状で、とても飛び系には見えません。トップラインも薄くてシャープなので、ベテラン好みの顔になっています。抜けも良いのでラフからでも使いやすい。ユーティリティもウッド型としては超コンパクトでソール幅が短い。アイアンのような感覚で打ちやすいです。ユーティリティもアイアンも日本人好みの形状で、はじめて構えたときから違和感なくアドレスに入れるのは日本メーカーらしい利点だと思います」

アイアンは単品買い、UTは8番まであるので、自在な組み合わせに!

かつて、アイアンは5番からPWまで入れるアマチュアがほとんどだったが、最近はユーティリティの数を増やして、アイアンを減らすタイプが増えてきている。そんなときでも『ゲロンディ』ならアイアンを5番から8番まで単品で購入できるので、無駄な番手を購入しなくても良い。また、ユーティリティではロフト30度の8番ユーティリティまでラインナップしている。高橋プロは、

「意外とアマチュアゴルファーだと7番アイアン、8番アイアンでロフト通りの飛距離が出せない人が多いので、ロフト30度のミドルユーティリティはすごくメリットがあると思います。『ゲロンディ』だと抜けも良いですし、弾道の高さがあるのでグリーンでも止められる。スコアアップに直結する1本になると思います

決して海外の大手メーカーのような注目度はないものの、『ゲロンディ』は試打のスペシャリストが認めたほどの隠れた名器。是非、中・上級者に試して欲しい1本だ。

フォーティーン|GelongD IX-001

クラブ名GelongD IX-001
ヘッド素材S35C 鍛造ボディ + ハイパーeメタルフェース
ロフト角(番手)5I/20度
6I/23度
7I/26度
8I/30度
9I/34度
PW/38度
P/A/42度
シャフトFT-70iカーボンシャフト(ワンフレックス)
長さ(5I)38.75インチ
バランス/重さ(#5)C9/370g
価格●3本セット(#9〜P/A)
78,000円+税

●単品(#5、6、7、8)
26,000円+税

フォーティーン|GelongD UX-001

クラブ名GelongD UX-001
ヘッド素材C450鋳造ボディ・可偏肉厚FACE+タングステン合金ソール
ロフト角(番手)4I/20.5度
#5h/20度
#6h/23度
#7h/26度
#8h/30度
シャフトFT-65uカーボンシャフト(ワンフレックス)
長さ(#5h)40.25インチ
バランス/重さ(#5h)C9/345g
価格●単品
36,000円+税

テスター
高橋良明(たかはし・よしあき)
1983年生まれ。東京都出身。2013年プロ入会。サザンヤードCC所属。ツアーに挑戦するかたわら、ゴルフ専門紙やウェブメディアでテスターを務める。毎年出る新製品をほぼ打ち尽くす試打のスペシャリスト。

協力/サザンヤードカントリークラブ
撮影/相田克巳
取材・文/野中真一