トランプ所有コースでの全米プロ開催を取りやめ

ゴルフ界でもトランプ大統領に反発する動きが起こっている。いち早く動いたのは、全米プロゴルフ選手権を開催する全米プロゴルフ協会。ニュージャージー州ベドミンスターのトランプナショナルGCでの開催が決まっていた2022年の全米プロゴルフ選手権の会場を変更すると発表した。

米国ゴルフチャンネルのインタビューに答えた全米プロゴルフ協会CEOのセス・ウォー氏によると、「先週の事件はどの視点からみても悲惨な出来事。我々のブランドが侵害される危機にあると感じた」と、変更の理由がトランプ大統領にあると語っている。

R&Aもトランプ氏所有のターンベリーでの開催を行わないことを発表

「全英オープン」を主催するR&Aも、世界のメディア各社にターンベリーで当面全英オープンを行わないことを発表。ターンベリーは過去4回全英オープンを開催しているスコットランドの西海岸に面したリンクスコースで、全英オープンの開催ローテーションコースの中でも屈指の景観を誇る世界のゴルファーが憧れる素晴らしいコースだ。リリースでは特にトランプ大統領に触れていなかったが、ターンベリーは2014年にトランプ氏が買収。現在はトランプターンベリーという名称で営業しており、トランプ所有であることがローテーションから外れた理由だ。

昨年の大統領選挙では、ゴルフ界の“帝王”ジャック・ニクラウスがSNSでトランプ氏に投票したことを公表するなど、支持をする選手が少なくないトランプ大統領。ただ、今回の襲撃事件に関しては、欧米の主要ゴルフ団体が揃ってトランプ大統領の行動に「No!」を突きつけた。

写真/Getty Images