ピン ユーティリティおすすめ3選｜価格・スペック徹底比較

1959年にアメリカで創業したピン。「ピン型」と呼ばれるブレードタイプのパターを大ヒットさせるなど、画期的な商品を数多く生み出してきました。最近は、もともとの性能の高さに加え、2019年の全英女子オープンで歴史的優勝を果たした渋野日向子選手や、賞金女王・鈴木愛選手等、契約選手たちの活躍も後押しして、Gシリーズが大人気。最新モデルのG430シリーズも全世界が注目しています。今回はそんなピンのユーティリティ3機種を紹介します。

ピン ユーティリティの特徴とおすすめポイント

G430シリーズのユーティリティは、ウッドタイプの「G430 ハイブリッド」、「G430 HLハイブリッド」と、アイアンタイプの「iクロスオーバー」、全3機種をラインアップしています。

「G430 ハイブリッド」は、飛距離、高さ、方向性を兼ね備えた“激飛”モデル。重心位置の最適化と、たわみの最大化で高初速と最大キャリーを実現しています。

「G430 HLハイブリッド」は軽量化したヘッド、軽量シャフト＆グリップの組み合わせにより軽量化を追求したモデルで、これまで以上に楽にグリーンを狙えます。

「iクロスオーバー」は理想の高さで強弾道を生み出す新・中空ヘッドを採用。新溝マイクロマックス・グルーブの採用で、どんなシチュエーションでも最適なスピンで狙えるアイアン型ユーティリティです。

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ピン ユーティリティの選び方

◎ヘッドスピードやレベルを加味し、ユーティリティに求める性能を吟味する

ピンのユーティリティは、ウッド形状2機種とアイアン形状1機種をラインアップしています。ウッド系「G430 ハイブリッド」と「G430 HLハイブリッド」は、ウッドとアイアンのいいとこ取りをしたモデル。悪いライからでもしっかりと球を拾ってくれるほか、飛距離が出るし、ミスにも強いので、ショットが安定しないアベレージゴルファーでもやさしく扱えます。

一方、「iクロスオーバー」は、ウッド系のユーティリティだと、「左に飛びそうで不安を覚える」というパワーのあるゴルファーが安心して使えるアイアン形状。中空構造で飛距離も出せ、強い弾道でピンを狙えます。ロングアイアンよりもやさしく打てて、しっかりとスコアメイクできるのも魅力です。

ラインアップの豊富さで選ぶ

「G430 ハイブリッド」と「G430 HLハイブリッド」は、幅広い層に向けたモデルで、17度の#2から34度の#7までとロフトラインアップが豊富にそろっています（#2は「G430 ハイブリッド」のみ）。力がなくて、アイアンだと球が上がらない人にとって、ロフトが多いモデルがラインアップされているのは心強い限り。カスタムシャフトに関しても、カタログラインアップのほかに、各メーカーのハイブリッド用シャフトが揃っているので、フィッティング次第ではさらに自分のレベルに応じたセッティングにできます。

「iクロスオーバー」は、ロングアイアンの代わりに使いたいというニーズに応えたモデルで、18度の#2、20度の#3、22.5度の#4と3種類のロフトがラインアップされています。

ウッド、アイアン、好みの形状で選ぶ

ピンのユーティリティは、見た目が大きく違うので、形状の好みで選ぶといいでしょう。「G430 ハイブリッド」と「G430 HLハイブリッド」はウッド形状で、フェアウェイウッドからの流れで揃えやすくなっています。高慣性モーメントヘッドは寛容性が高いほか、大きめのヘッドなので構えたときに安心感を得られます。

「iクロスオーバー」は、ウッド系のユーティリティだと左に飛ぶイメージがあって、上手く打ちこなせないというプレーヤーに支持されています。アイアンへの流れを意識したセッティングがしやすく、中空構造の極薄フェースが強い弾道でしっかり飛距離を出してくれます。

ピン ユーティリティおすすめモデル【初心者から上級者向けまで】

2023年春時点でピンのおすすめユーティリティは3機種をラインアップしています（※女性用モデル・型落ちモデル除く）。それぞれの特徴について紹介します。

ピン G430 ハイブリッド

ピン G430 ハイブリッド

「G430 ハイブリッド」はウッド型のユーティリティです。最大の特徴は、8層のカーボンをクラウン部分に採用することで、前モデルに比べてクラウン部で8ｇの軽量化に成功したこと。低重心設計により、理想の高さでブレずに狙えます。

また、フェース面積がソールとクラウン部分まで拡大。最大のたわみと初速を生む"激飛"フェースが生まれました。

さらに、新バルジ＆ロール設計により、上下のミスヒット時でも最適なスピン量と弾道で、最大のキャリーと飛距離を生み出します。

ロフト角は±1度、±1.5度、ライ角はスタンダード／フラットの調整が可能。打ち出し条件を最適にすることで、さらなる飛距離アップが実現します。

ピン G430 HL ハイブリッド

ピン G430 HL ハイブリッド

「G430 HL ハイブリッド」は、クラウン部分を軽量化した「カーボンフライ・ラップ。テクノロジー」や、最大のたわみと初速を生む「フェース・ラップ・テクノロジー」、ミスヒット時でも最適なスピン量と弾道を実現する「スピンシステンシー・テクノロジー」など、「G430 ハイブリッド」と同じテクノロジーを搭載しながらも、すべてのパーツの重量を落とすことで軽量化を図りました。軽いから速く振れ、ヘッドスピードが最大化。初速がアップすると同時に、高さも出るので、大幅な飛距離アップが実現します。

ターゲットは、ヘッドスピード38m/s以下のゴルファーですが、「軽く振って飛ばしたい」、「力まずにスイングしたい」というゴルファーにもおすすめ。「G430 ハイブリッド」同様、ロフト・ライ角調整機能も装備しているので、弾道の最適化も可能です。

ピン i クロスオーバー

ピン i クロスオーバー

「iクロスオーバー」は、コントロール性能に優れたアイアン型ユーティリティです。最大の特徴は、前モデルに比べて溝を4本増やすと同時に、各番手ごとに溝の角度、間隔、本数を最適化した「新溝マイクロマックス・グルーヴ」を搭載している点。濡れた状態やラフからでも、飛距離コントロール性能と再現性が向上しました。

また、前モデルより重心が約8％低い低重心設計を施した「新・中空構造ヘッド」を採用。理想の高さ＆強弾道でピンを狙うことができます。

さらに、ゴルファーが求める弾道と飛距離を実現するロフト・ライ角調整機能（8ポジション）を搭載。コントロール性能がさらに進化しました。

新サウンドリブ搭載で、全番手で心地良い打感と打音が得られるのも魅力です。

ピン ユーティリティおすすめモデル価格比較表

これまで紹介してきたピン ユーティリティ3機種の価格比較表を紹介します。

ピンのユーティリティは、ヘッドタイプの異なる3機種なので選びやすい

ピンのユーティリティは、ウッド形状の「G430 ハイブリッド」と「G430 HLハイブリッド」、アイアン形状の「i クロスオーバー」（2023）がラインアップされています。見た目もタイプもまったく異なる3機種なので、プレースタイルやレベル、好みに合わせて選びやすくなっています。なお、「G430 ハイブリッド」と「i クロスオーバー」はツアープロたちが試合で使っているモデルです。

自分のレベルに合わせたロフト選びや、ユーティリティに求める性能を考えながら選ぶと良いでしょう。

ピン ユーティリティ人気の型落ちモデル【中古おすすめ】

中古ショップで見つけたら即買い決定！？以下では、ピン ユーティリティの人気型落ちモデルを紹介します。

ピン G425 ハイブリッド

ピン G425 ハイブリッド

打点が安定しないアベレージプレーヤーから、トッププロまで幅広い層が使えるウッドタイプのユーティリティです。

極薄で高強度のマレージングC300フェースの面積をソールとクラウン部分まで拡大し、最大のたわみと初速を生む新フェース・ラップ・テクノロジーと、ミスヒット時でも最適な弾道で飛距離ロスを軽減する新スピンシステンシー・テクノロジーを初搭載。

高比重のソールウエイトをヘッド後方部に搭載することで、上下左右のMOI（慣性モーメント）を拡大し、新テクノロジーとの相乗効果で、ミスヒット時でも安定した結果を実現する、ブレない性能が魅力です。

ピン G425 クロスオーバー

ピン G425 クロスオーバー

極薄で高強度のマレージングC300フェースとPING独自の中空構造の組み合わせが、最大のキャリーを生み出すアイアン形状のユーティリティです。究極の重量周辺配分設計が施されているので、ミスにも強く、強い弾道で飛ばしていけます。

疎水性が高いハイドロパールステルス仕上げを施したヘッドは、精悍なルックスでコンパクトサイズ。構えやすく、操作性の高いアイアン形状なので、ドローやフェードの打ち分けもしやすく、自由自在に狙っていけます。また、ヘッド内部には進化したサウンドリブを搭載し、心地良い打球音をもたらします。