中古ゴルフショップでよく売れる番手が変わってきた! FWは3Wより5W
中古クラブ売買の裏ワザ教えます!! Vol.15
中古クラブの世界で30年! 中古クラブに関する知識において、レジェンドと呼ばれる中山功一氏が中古クラブの得する扱い方を伝授します。
GOLF TODAY本誌 No.593/72ページより
中山功一
なかやま・こういち
かつてはフェスティバルゴルフでゼネラルマネジャーを務めるなど、中古クラブ業界に携わって約30年。ゴルフ雑誌での連載、中古ゴルフクラブ関連の著書も多数。テレビ東京系列「なんでも鑑定団」にも鑑定士として出演。
ウェッジは50・56度が定番に
秋になっても中古ショップの売上げは好調が続いていて、人気モデルは中古でも品切れ状態。特にテーラーメイド、ピン、キャロウェイを中心とした海外ブランドが人気ですが、売上げが伸びてる中でも売れる番手(ロフト)は変わってきているそうです。
まず、フェアウェイウッドですが、数年前までは「ぶっ飛びスプーン」「300ヤードスプーン」などと話題になったこともあり、3番ウッドが圧倒的に売れていたそうです。しかし、今、フェアウェイウッドで最も売れているのは5番です。特に最近、ゴルフをはじめたゴルファーにはショップとしても3番より5番を推奨することが多いこともあり、5番ウッドが好調らしいです。ビギナーだと5番と7番を購入するパターンが定番になりつつあります。
ウェッジでも10年くらい前は52度、58度というのが定番でしたが、今は50度、56度を購入する人が増えたそうです。その要因としてはアイアンのロフトが全体的に立ってきた(ストロングロフト化された)ことで、PWでも44度前後がスタンダードになってきた。そうなると、次のウェッジが52度ではロフトの間隔が開きすぎてしまう。だから50度をAWにして、56度をSWにする人が増えているようです。さらにウェッジではPGAツアーの選手が60度以上のウェッジを使うこともあり、50度と56度に追加して60度以上のウェッジを買う人も多くなりました。
アイアンはストロングロフト化されただけでなく、セット売りの構成も変わってきました。20年前は3番アイアンからPWまでの8本セット、10年前は5番アイアンからPWまでの6本セット、最近は6番アイアンからPWまでの5本セットが増えています。だから、ユーティリティでも3Uではなく、4Uや5Uを購入する人が増えたそうです。
久しぶりにクラブを買い換えたり、中古ショップに行くときは、番手選びの王道が変わってきたことに注意してください。
裏ワザ〈番手選び編〉
●FWで2本選ぶなら、5Wと7Wを!
●アイアンが6番からなら、UTは5番を
●PWのロフトを確認してからウェッジを選ぶ
中山功一セレクト
今月のオススメ中古No.1
ゼクシオイレブン
住友ゴム工業
9月に入ってついに『ゼクシオ イレブン』がマークダウン!中古市場の価格も40%から50%くらい値引きされました。ゼクシオシリーズは20年間にわたって2年に1度の発売サイクルを続けており、今年も冬に新製品が出ることが決まったと思われます。ちなみに中古ならドライバーでも4万円前後で購入可能です。
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