新品のゴルフクラブ、中古ショップのほうが安く買える場合がある!?
中古クラブ売買の裏ワザ教えます!! Vol.16
中古クラブの世界で30年! 中古クラブに関する知識において、レジェンドと呼ばれる中山功一氏が中古クラブの得する扱い方を伝授します。
GOLF TODAY本誌 No.594/72ページより
中山功一
なかやま・こういち
かつてはフェスティバルゴルフでゼネラルマネジャーを務めるなど、中古クラブ業界に携わって約30年。ゴルフ雑誌での連載、中古ゴルフクラブ関連の著書も多数。テレビ東京系列「なんでも鑑定団」にも鑑定士として出演。
ただし、全スペックが揃っているわけではない!
今は多くの中古ショップで新製品を扱っていますが、実は新製品を購入するときも中古ショップの方がお得になることが多いです。
その要因のひとつとして、中古ショップは値引き交渉に応じてくれるからです。皆さんは、中古ショップで「価格はスタッフまで」とか「価格はおたずねください」みたいなシールを見たことはありませんか? あれは、値引き交渉に応じますのサイン。基本的に新製品は定価が決まっていて、中古ショップでも新製品を扱うお店でも同じ金額で販売しないといけないのですが、定価を明記すると高いと思われます。だから、あえて価格を出していないのです。
さらに、その値引き交渉を有利にするのが下取りをしてから新製品を購入する取り引きです。具体的には、今使っている古いドライバーを持っていって、新製品を購入すれば値引きしてくれる額は2割、3割増しになる可能性が高いです。そもそも、中古ショップにとっての下取りは仕入れです。だから、下取りにきてくれるお客さんが一番ありがたい。そんな人が新製品を購入するなら、もちろん安くしてくれます。
そもそも、中古ショップの利益は下取りをして、それを修理したり、クリーニングして、再び販売することで利益を得ている。だから、新製品で利益を生む発想はありません。新製品は「客寄せ」的な役割にしているので、値引きもしてくれるのです。
ただし、中古ショップで新製品を購入するときのデメリットとしては、スペックが完全に揃っているわけではないこと。特に人気のスペックが限定されているモデルは、それがないこともあります。それと都心の中古ショップに関して言えば、試打できるお店はまだ少ない。郊外に行くと、中古ショップと練習場が併設されていたり、試打する環境に恵まれていますが、東京や大阪の都心では新製品を扱うショップの方が店舗が大きくて、試打施設が広いお店が多いと思います。
裏ワザ〈新品編〉
●新品購入時は一緒に下取りをするのがお得
●新品は発売直後のキャンペーン時期を狙う
●購入後に合わなかったら、値段が高いうちに売る
中山功一セレクト
今月のオススメ中古No.1
ツアーB JGR
ブリヂストンスポーツ
最近は圧倒的に海外メーカーの方が人気が高いですが、個人的にフェアウェイウッドは国内メーカーの方が日本人に合うと思います。その中でもオススメは『JGR』。ヘッドスピードがない人でも『JGR』は芝から打ってボールが上がるし、ダフリにくい。今の中古相場は1万2000円前後なので、購入しやすい価格です。
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