稲見萌寧、東京五輪ゴルフ前の「楽天スーパーレディース」はホステス大会「順位よりも、この大会を盛り上げたい」
写真/Getty Images
東京五輪・女子ゴルフ競技前の最後の試合、「楽天スーパーレディース」にホステスプロとして出場する稲見萌寧(都築電気)。28日(水)の公式会見でホステス試合での目標と、翌週に控える東京五輪の暑さ対策について語った。
ホステス試合は「大会を盛り上げて、良い試合だったと言ってもらえるプレーを」
今日、29日に第1ラウンドが行われる「楽天スーパーレディース」(兵庫県・東急グランドオークゴルフクラブ)。楽天とスポンサー契約を結ぶ稲見萌寧は、ホステスプロとして出場する。来週には東京五輪ゴルフが行われるため、昨日の公式会見での記者たちからの質問はその話題に終始したが、その中で今大会の目標について聞かれると「順位というよりも今週は特にホステスプロとしてやらせてもらうので、そこでなるべくこの大会を盛り上げられるようなプレーをしたいと思います」と、ホステスプロとしての役割をしっかりと勤め上げたいという気持ちを見せた。
東京五輪に関しては、連日続く暑さを心配する声もある。暑さによる体調不良のせいで棄権する選手も出ているテニス競技では、選手たちからの強い要望もあり、競技開始時間が午前11時から午後3時に変更された。ここまでハードスケジュールのため、疲労を感じているという稲見。猛暑が予想される霞ヶ関カンツリー倶楽部でのプレーでは、常とは異なる暑さ対策が必要だと話す。
「めちゃくちゃ暑いです。日陰がほとんどなくて、湿度も高くて、芝の照り返しですかね、下からもわーっという暑さがあったので。練習ラウンドの時点で傘さして、氷嚢あてて、体冷やす飲み物とか飲んだりとか、工夫はしてるけど、それでも暑かったです」として、来週は厳重な暑さ対策を考える。「次の日に熱が残るんじゃないかと思うし、夜にアイシングとかも今まではやらないけど、(来週は)ちょっと入れたりするのも考えないといけない」
暑さ以外で警戒しているのはグリーンの固さ。練習ラウンド時には柔らかく、重いと感じたというグリーンだが、「練習ラウンドした時(のまま)だったら、海外の選手はスコア伸びるかなという感覚はある」。だが、すでに東京五輪・男子ゴルフ競技が今日から始まるため、グリーンはしっかり仕上がっている。そのため「グリーンにアンジュレーションがあるので、グリーンが固くなれば難しくなる」。
柔らかければ力のある海外勢に有利に、固くなれば自身も含めて全選手にとって難しくなる、とする稲見萌寧。競技開催期間中に雨が降ったりしなければ、同じ土俵とまではいかずとも、大きなアドバンテージを奪われることはないと考えているようだ。
「楽天スーパーレディース」第1ラウンド、稲見萌寧は12時30分にティオフする。遅い時間のスタートで、疲れた体が少しでも万全に近づけられれば、ホステスプロとして「大会を盛り上げる良いプレー」を見せてもらえそうだ。
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