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「あれはなんてモデル?」松山英樹の“鮮やかブルー”のシャフトに問い合わせ多数

2021/08/06 ゴルフサプリ編集部

万全の状態ではないにも関わらず、気迫溢れるプレーで見ているもののメダル獲得への期待を掻き立て、ゴルフファンをワクワクさせてくれた松山英樹(LEXUS)。その松山が東京五輪で使用していたドライバーのシャフトについて、テレビ観戦をしていたゴルフファンからメーカーに対して多数の問い合わせが寄せられたという。はたして、そのシャフトの正体は? 写真/渡辺義孝

まだ知っている人は少ないかも。輝くブルーのニューモデルシャフト

東京五輪・第1ラウンドは「ZX5」と「Tour AD DI」を使用。

東京五輪・男子ゴルフ競技の最終日を最終組で戦い、銅メダルをかけたプレーオフにも名を連ねた松山英樹のプレーは素晴らしかったと思う。メダルへの期待が掻き立てられ、「我々、日本の代表。日本で一番強いプロゴルファーはやっぱりすごい」とワクワクさせてくれた。

さてその松山は大会第2ラウンドでドライバーを「スリクソンZX5」から「ZX7」に変更。マスターズ制覇時には「ZX5」を使用していただけに、まだ最終調整(テスト)中と思われていた「ZX7」をバッグに入れたことは、記事としても取り上げられている。

さらに、その「ZX7」に挿さっているシャフトにも注目が集まった。それは、長年松山秀樹が愛用しているオレンジシャフト、「Tour AD DI」ではなく、美しいブルーのシャフトだった。ゴルフギアの情報に聡いゴルフファンは、すぐにピンときたかもしれない。だが、このシャフトの存在は、まだ広く知られているわけではなく、大会をテレビ観戦していたゴルフファンからは、メーカーに多数問い合わせが寄せられた。

このブルーのシャフトは、中元調子系で引っかけにくい「DI」と同系の「Tour AD UB(アップ&ビヨンド)」と呼ばれるプロトタイプモデル。どんなシャフトなのか、グラファイトデザインのツアー担当・高橋雅也氏に聞いた。

「(松山プロは)日々のトレーニングでパワーアップしているので、そのパワーを生かせるように強くボールを叩ける仕様にしています。すなわち、先端部の剛性感を上げ、クラブの挙動がおとなしくなるようにしています。松山プロのパワーを引き出し、かつ方向性をよくして平均飛距離をアップさせるシャフトです」

より強く叩けるということで、今後の松山英樹のドライバーの飛距離には注目しておくべきだろう。日本女子ツアーでも小祝さくらが「Tour AD UB」を使用していることも報じられており、引っかけやフケ球を気にせずにしっかり叩けるシャフトを求めるゴルファーは、要注目のモデルだ。

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