アプローチを攻めに変える！  クリーブランドゴルフ ローテックス ウェッジ 3兄弟

数多くのゴルフギアの中から、アナタのゴルフを進化させてくれるスグレモノや要注目の新製品を紹介します。今月のイチ推しは……クリーブランドゴルフ ローテックス ウェッジだ！

GOLFTODAY本誌591号／152〜153ページ

アプローチを攻めに変える！ RTX 3兄弟

ウェッジこそゴルファーとの相性で成否が決まる！

アプローチが寄れば、自ずとスコアがよくなります。それなのに、なんとなくウェッジを選んでいませんか。もちろん打ち方も大切ですが、ウェッジとゴルファーの相性もそれと同じくらい大切です。

「そう言われても、どれを選んでいいのかわからない」という方にオススメなのがクリーブランドの「RTXシリーズ」です。

3つのタイプがラインナップされ、それぞれに異なった性格づけがされています。実際にRTX3兄弟を試打して、どんな方に合うのかを紹介しますので、あなたのスコアアップに役立つ1本を見つけてください。

クリーブランドゴルフ｜ローテックス ジップ コア

ZIPCOREテクノロジーが思い通りのコントロール性を発揮

ネック内部にセラミックピンをインサートし、余剰重量をトゥ側へ配分する「ZIPCOREテクノロジー」を搭載。ボール初速、スピン量の安定に加え、打感も向上。アプローチでの多彩なショットに応える高いコントロール性を発揮する。ロフト54度から60度は複数のバウンスをラインナップ。

SPEC
●ヘッド素材／軟鉄　
●ロフト（バウンス）／46（10）、48（10）、50（10）、52（10）、54（10）、56（6、10、12）、58（6、10、12）、60（10）
●シャフト／①ダイナミックゴールド（S200）、②N.S.プロ950GH（S）、③N.S.PROモーダス3 ツアー120（S）
●税込み価格／①②1万9800円、③2万900円

左）ネック内部の軽量化と、トウ側の肉厚ブレードで重心を打点に近づけた設計。

中央）クリーブランド伝統の“ティアドロップ型”を継承する操作性に優れるヘッドシェイプ。

右）ロー、ミッド、フル、3種のバウンスをラインナップ。最適な“抜け”を選べる。

自在に寄せる! 操作しやすいモデル

ストレートネックでリーディングエッジが少し前に出た形状なので、スクエアに構えても、フェースを開いて構えてもOK。トゥ側のヒットに強く安定したスピンが得られます。センターから左足寄りにボールを構える人向きです。

クリーブランドゴルフ｜ローテックス ディープ フォージド

マイルドな打感とやさしさを兼ね備えたモデル

マイルドな打感が得られる軟鉄鍛造。日本人の好みに合わせたヘッドシェイプ。さらに、日本の芝質に合わせた重心設計を採用。逆テーパーブレードと「ULTIZIP GROOVES」が優れたスピン性能を発揮する。クリーブランドが日本のゴルファーのために開発したウェッジ。

SPEC
●ヘッド素材／軟鉄（S20C）　
●ロフト（バウンス）／48（10）、50（10）、52（10）、54（12）、56（12）、58（12）、60（10）
●シャフト／①ダイナミックゴールド（S200）、②N.S.プロモーダス3 ツアー105（S）
●税込み価格／①2万2000円、②2万3100円

左）逆テーパーブレードと打点部分の肉厚化、軟鉄S20C+熱処理でソフトな打感。

中央）日本人の好みと芝に合わせた、ボールを包み込むようなヘッドシェイプを採用。

右）ロフトに応じて最適なバウンスの効きと抜けが得られるソールグラインドを採用。

ソフトな打感とやさしさが特徴

ストレートネックですがボールを包み込むような形状なので、スクエアに構えて真っすぐ振ればスピンが効いた球をオートマチックに打てるモデルです。スタンスのセンターから右足寄りにボールをセットする人向きです。

クリーブランドゴルフ｜ローテックス フル フェース

ふわっと上げてピタッと止める

ハイ・トゥデザインとフェース全面の溝、ネック内部の重量を軽減する「ZIPCORE」構造、フェースを開いた時に抜群の“抜け”を発揮するC型のソールグラインド、さらに、安定して高いスピン性能を発揮する「ULTIZIP GROOVES」で、上げて止めるショットを協力にサポートする。

SPEC
●ヘッド素材／軟鉄　
●ロフト（バウンス）／56（9）、58（9）、60（9）、64（9）
●シャフト／①ダイナミックゴールド（S200）、②N.S.プロ950GH（S）
●税込み価格／①②2万900円

左）フェース全面にミゾを施した「フルフェース」デザイン。

中央）リーディングエッジに丸味を持たせ、ネックは少しグースをつけた形状。

右）ロフト56度、58度、60度、64度を通常仕様でラインナップ。

フェースを開くことに特化した形状

構えた瞬間にフェースを開きたくなる形状です。スクエアよりも少しフェースを開いた方が自然に感じます。ソールグラインドも浅い入射角でヘッドを振り抜きやすい形状です。重心位置もミゾも形状もすべて「開く」ことに合わせられています。

高橋良明
（たかはし よしあき）
1983年生まれ、38歳、東京都出身。2013年プロ入会。サザンヤードCC所属、ツアーにチャレンジする傍ら、ゴルフメディアでの試打テスターも務め、毎年ニューモデルを打ち続けているベテランテスター。

協力／サザンヤードCC（茨城県）