一枚板じゃない"新構造"ブレードアイアンPING「i59アイアン」をアイアンマンが徹底試打
「i59アイアン」の「打感・スピン性能・寛容性」に全員が納得の結果【PR】
2021年9月9日に発売されるピン「59 」は、軟鉄鍛造ボディとフェースの間に軽量のアルミニウムをインサートしたまったく新しい構造のブレードアイアン。そこで、新構造の効果はいかなるものなのか? アイアンマンカップの常連アマ2名と試打のエキスパート高橋良明プロ、アイアン巧者3人が真剣試打。新構造ブレードアイアンの実力のほどを体感した。
撮影協力/サザンヤードカントリークラブ 撮影/相田克己
「i59」は打感・スピン性能・寛容性、すべてがハイレベル
見た目はシャープなブレードアイアンそのものだが、中身は新溝"マイクロマックス・グルーヴ"、"アルミ・コア・インサート"、軟鉄鍛造ボディの3つを組み合わせた新構造「i59」。新構造によってもたらされるソリッドな打感、ミスに対する寛容性、スピン性能など総合力の高さにアイアンを極めた3人も驚かされた。
「芯を外しても距離がそんなに変わりません。見た目は難しそうですが保険がかかっているような安心感があります」(畠山さん)
「吸い付くような打感なのに弾きもすごくよく、ふつうのブレードアイアンよりも初速と距離が出ています」(篠原さん)
「ラフから打っても高さが出てボールを止められます。直進性もありながら球を曲げられるくらいのスピン量もありプロの試合で通用するアイアンです」(高橋プロ)
キャビティアイアンのやさしさを求める畠山さん、ブレードアイアンのソリッドな打感にこだわる篠原さん、そしてスピンコントロール性能を重視する高橋プロ。「i59」は三者三様の好みをすべて満たすアイアンだった。
さて、ここからは「i59」のようなブレードタイプのアイアンに興味を持つゴルファーが欠かさずチェックしているであろう3つの要素、「打感」「スピン性能」「寛容性」にフォーカスした試打評価を紹介していく。また、それぞれ試打動画もあるので、そちらもぜひチェックしてほしい。
【アイアンマンカップとは?】ゴルフトゥデイ主催の名物競技。真夏にアイアン(とパター)だけで、バッグを担ぐか手引きカートに乗せて、27ホールをプレーしてスコアを競い合う。“ アイアン巧者”が出場する大会として知られる。
ホブラン&バーマンが欧州男子ツアーで勝利。早くも優勝ギア「i59」としても注目を集める
JLPGAツアーではツアー通算5勝の実力者、比嘉真美子が「i59」アイアンの#6〜#9、PWを使用中(写真左)。そしてビクトル・ホブラン(写真右)は発売前から「i59」を使用しており、さっそく6月に開催された欧州男子ツアー「BMWインターナショナル・オープン」で優勝(写真右)。さらに、同じくPING契約プロで「i59」アイアンと「GLIDE FORGED PRO」ウェッジを使用しているヨハネス・バーマン(米国)が8月に開催された欧州男子ツアー「D+D レアル チェコマスターズ」でツアー初優勝。発売前から優勝ギアとして大注目されることに。
アイアン上手なアマチュア2名と高橋プロが「i59」の「打感・スピン性能・寛容性」を評価
高橋良明プロ(写真右)
ツアーに挑戦するかたわら、ゴルフ専門誌やウェブメディアでテスターを務める。毎年出る新製品はほぼ打ち尽くしている試打のスペシャリスト。サザンヤードCC所属。
篠原紀之さん(写真中)
アイアンマンカップ出場者/54歳/ベストスコア78/ヘッドスピード46m/s/7番アイアン飛距離160ヤード/好きなアイアンはマッスルバックアイアン。
畠山真一さん(写真左)
アイアンマンカップ出場者/50歳/ベストスコア68/ヘッドスピード47m/s/7番アイアン飛距離165ヤード/好きなアイアンはキャビティアイアン。
【1】i59アイアンの打感
アルミ・コア・インサートが『ソリッドな打感』を生んでいる
畠山さん「芯を食った時の打感はやわらかいですが、その中に弾き感もあります。こういうのをソリッドな打感って表現するんですよね」
高橋プロ「新構造のヘッド内部にインサートされたアルミが振動を吸収しているんですって。それが打感をソリッドにしているんです」
篠原さん「打感もいいですけど、ソールの抜けもいいですね。それから、マイクラブよりも初速が出ているのが見た目でわかります。1番手上の飛距離は出ています」
畠山さん「たしかに、飛びすぎるというのでもないし、スピンが少なめというのでもないのですが、打ち出しが高いからキャリーが出やすいんでしょうね」
高橋プロ「ソリッドな打感とマッチした飛びですよね」
【アルミ・コア・インサート】
17-4ステンレススチールのフェース後方部に、軽量のアルミ・コア・インサートを搭載した新構造。このアルミが振動・衝撃を吸収し、ソリッドな打感と打球音を生み出している。また、比重の軽いアルミを採用することで余剰重量を生み出しており、この構造によって最適な重心配置を実現している。
【2】i59アイアンのスピン性能
新形状&前作よりも4本増えた新溝がどんなシチュエーションでも安定したスピン量を実現
畠山さん「さきほど篠原さんも言っていたように、抜けのいいヘッドですね。ラフでもスパスパ打てます。それに、ラフからでも高さが出るので安心。スピン量も安定していますね」
高橋プロ「今回、ボールと芝だけじゃなく、フェースも濡らしていたからインパクトの瞬間に『おっ』という感じで、ほんの少し滑る感覚はありましたけど、飛び方に変化はほぼなかったですね。これはすごいなぁ」
篠原さん「ライのいいところから打ったときの精度の高さは抜群でしたが、ラフや濡れた芝からでもグリーンを外さず打てそう。新溝の効果が出てるんでしょうね」
高橋プロ「それに、フックをかけても止められるスピン量があるし、ラフからでもイメージ通りの弾道で狙っていけるのはいいですね!ブレードアイアンらしい飛び方ですよ」
【マイクロマックス・グルーヴ】
各溝の角度と間隔を最適化し、前作よりも溝本数を4本増やしている。これによって摩擦力が増え、ラフや芝が濡れたといった状況下においても、安定したスピン性能を発揮してくれる。もちろん通常のショット時における飛距離コントロール性能や、スピン量の安定性も向上。アイアンに求められる精度の高いショットを可能としている。
【3】i59アイアンの寛容性
重量周辺配分でミスヒットに強い!ブレードアイアンなのに寛容性もある!
高橋プロ「見た目はブレードアイアンですが、やさしくないですか?」
畠山さん「ミスヒットでも手に響きませんし、距離も方向性も大きく変化しないですね。見た目よりもやさしいアイアンですよ」
篠原さん「多少打点がズレても左右にブレたりしないですし、ドロップすることもないですね。グリーンに乗せやすいアイアンという印象で、安心感が持てます」
高橋プロ「とくにトゥ側のミスヒットに強く、距離が安定しているところがピンらしい!」
畠山さん「これ……今日、持って帰っていいですか?」
高橋プロ「え?」
篠原さん「え?」
畠山さん「9月3日、アイアンマンカップの決勝大会なんですよ。だから、これ使いたいなー!」
高橋プロ「(笑)すごい気に入っちゃってるじゃないですか!」
篠原さん「でも、持って帰るのは無理ですよね(笑)」
畠山さん「えー(汗)、決勝で使いたかったなー!」
ゴルフサプリ編集部 9月9日の発売をお楽しみに!(笑)
【軟鉄鍛造ボディ(重量周辺配分)】
コンパクトな軟鉄鍛造ボディには、1025カーボンスチールを初採用している。そして、アルミ・コア・インサートの余剰重量をボディ外周、高比重ウェイトをトゥ側、ネック内部といった最適箇所に配置した重量周辺配分により高い寛容性を実現。ブレードアイアンでありながら、ミスヒットにも強い新構造となっている。
ピン「i59」基本情報
素材 | 17-4ステンレススチール(フェース) / ADC12(インサート) / 1025カーボンスチール(ボディ) |
仕上げ | ハイドロパールクローム仕上げ |
本体価格(ヘッド+シャフト) | スチール(DG EX TOUR ISSUE以外の標準スチールシャフト):38,500円(税込) スチール(DG EX TOUR ISSUE):40,700円(税込) カーボン:41,800円(税込) |
ピン i59アイアンの試打評価|高橋良明の本気レビュー
2021年9月9日に発売予定のピンの新作『i59 アイアン』を試打のスペシャリストとして活躍するプロゴルファー、高橋良明にいち...