【東京五輪ゴルフ特集】OLYMPIC GAMES TOKYO 2020|一打の重み
新型コロナウイルスにより1年の延期、さらには東京には最も感染人数の多い第5波が押し寄せるなかの異例の開催となった東京オリンピック2020。しかしその状況下で日本勢は過去最高の金メダル27個、銀メダル14個、銅メダル17個と獲得数でいえば、米国、中国に次ぐ3位という好成績をあげた。
そしてなんといっても多くの感動をスポーツの力でもたらしたことは事実といえる。そのなかでゴルフはリオ五輪に続き、本格的な開催としては2回目となった。そして稲見萌寧が銀メダルという日本人初のメダリストとなった。そんなゴルフ競技の印象的なシーンを振り返る。
1打の重み GOLF SCENE
日本人初の五輪ゴルフのメダリストになった稲見萌寧。2位決定戦を勝ち抜いての銀メダル獲得だった。
無観客のはずが……。練習日には仕事を終えたボランティの人たちがギャラリースタンドで観戦(左)。その模様がテレビにも映し出されたこともあって、翌日には本来のガラガラのスタンドに(右)。
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国際ゴルフ連盟(IGF)の会長として、全米シニア女子オープン優勝後にすぐに飛行機に飛び乗って会場入りしたアニカ・ソレンスタム。
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テレビですっかりとお馴染みになったIOCのトーマス・バッハ会長も、会場となった霞ヶ関カンツリー倶楽部を来訪。
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ゴルフコースにもあったが、他の競技会場にもあった子供達からの応援メッセージ。これもおもてなしのひとつといえる。
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会場となったコースの内外は厳重な警備が敷かれていて、警察官や自衛隊などの人々で溢れていた。
金メダルは米国のザンダー・シャウフェレ、銀メダルはスロバキアのローリー・サバティーニ、銅メダルは7人のプレーオフを勝ち抜いた台湾のC.T.パン。
今年のマスターズでも最終日最終組で一緒にラウンドした松山英樹とザンダー・シャウフェレ。今回はザンダーに勝利の女神が輝いた。
金メダル獲得は米国のネリー・コルダ、銀メダルの稲見萌寧、銅メダルは稲見とプレーオフを戦ったニュージーランドのリディア・コー。
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世界から男女各60人が集い、それぞれ4日間の予選落ちなしのストロークプレーでの戦いとなった。
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日本勢もお揃いのキャディバッグやユニホームで気合を入れて戦ったが、結果は銀メダル1つとなった。
ゴルフの価値
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