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渋野日向子。米女子ツアーQシリーズ突破!やっぱりシブコは半端ない

2021/12/13 ゴルフサプリ編集部

来季の米女子ツアー参戦をかけて臨んだ最終予選会(Qシリーズ)で、3日目に79の大叩きをして「あわや」と思われるピンチもあったが、終わってみればトータル10アンダー・20位タイで終えた渋野日向子。レックス倉本が、この喜ばしい結果を振り返ります。

79の大叩きから持ち直すなんて。渋野日向子はやっぱりハンパない

渋野、やっぱりハンパないですね。

12月2日から始まった米女子ツアーの最終予選会、合計8ラウンドをトータル10アンダー、20位タイで見事に突破した渋野日向子。前回の私の予想をことごとく裏切る、規格外の内容での突破でした。

楽勝パターンで迎えた第7ラウンド、まさか、まさかの79。いきなり出場資格獲得の圏外へと逆噴射した後、最終日は期待通りの巻き返しを見せて69。だが、最終順位20位タイは、渋野には到底納得は出来ない結果だと思います。

過去2年の最終予選会で79を叩いても20位以内で通過した選手を探ってみると、前々回大会の2018年、最終日に79を叩いたクリステン・ギルマン(米国)が13位タイで通過していました。全米アマ2回優勝という実績を持つギルマンは、当時プロ入りしたばかり。ですが、大学在学中の2018年に参戦した日本女子ツアー「センチュリー21レディス」で優勝を果たした超注目選手でした。その年の20位ラインはトータル3オーバー。コースの難易度、コンディションの違いを考慮すれば、渋野の79が如何に壊滅的な数字だったかと理解できます。

さらに、2019年の最終予選会ではケリー・タン(マレーシア)が最終日に78を叩き、ギリギリの20位で通過を果たしています。彼女のトータルスコアはイーブンパー。

上記の2人は、共に最終日のプレッシャーに負けての大叩き、そして順位を落としての通過。ですが、渋野の場合は最終日前日に大叩きをしながらも、翌日しっかりと持ち直しての突破です。一言で凄い、尋常とは言えない精神力だと思います。

そんな渋野が米女子ツアーのメンバーとして挑む最初の試合はどこになるのか? 主催者推薦をもらえない限り、最初の5試合は出られないでしょう。出場の優先順位からすれば、6試合目の「JTBC Classic」(2022年5月21日〜27日開催)と考えられます。この大会の舞台は、2019に畑岡奈紗が優勝を飾った「KIA Classic」が開催されたPark Hyatt Aviara Golf Club。ここは高低差がある日本的なコースです。

さて、その米女子ツアー本格参戦の始まりを告げる大会で、今回のようなハンパない底力を発揮してくれるのか。もしくは、それよりも早く推薦出場を叶えた大会で名刺代りの大暴れを果たしているのか。いずれにせよ、ハンパない渋野日向子のLPGAメンバーとしての戦いが始まり、期待せずにいられないシーズンがやってくる。

▼レックス倉本 プロフィール
本名は倉本泰信(くらもとやすのぶ)。1991年プロゴルファーに転向/コメンテーター歴14年広島出身。広島カープの大ファン。毎朝、目覚めとともにカープの試合状況をチェックするのが日課。大学時代をアメリカで過ごしたとき、唯一日本のブリヂストンのボール”Rexter”を使っていたのでゴルフ部のチームメイトから”REX”(レックス)と呼ばれるようになる。アマチュアゴルファー時代は、広島県の瀬戸内高校ゴルフ部からアメリカのオクラホマ州立大学を経てイーストテネシー州立大学ゴルフ部で腕を磨く。在学中には2度オールアメリカンに選出され、1990年に日本アマチュア選手権優勝、全英オープン出場を果たす。大学卒業後、1991年に日本のプロテストを合格しプロデビュー。その後、ヨーロピアンツアー、カナダツアー、アジアツアー、日本国内ツアー(1995年2部ツアーの賞金王に輝く)に参戦。2007年より米国ゴルフチャンネルでUS PGA Tour 、European Tour、US LPGA Tourなどのコメンテーターとして活躍。現在はフリーランスとしてGOLF TVでの解説のほか、 NHK、WOWOWでUS PGA Tour、US LPGA TOURの現地レポーターとしても活躍中。

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