大手クラブメーカーは出展を見送り!主役は弾道測定器!?
世界最大級のゴルフ用品の見本市、2022PGAマーチャンダイズショーレポート1
2022PGAマーチャンダイズショーの会場
PGAマーチャンダイズショーが、米国フロリダで開催された。昨年はコロナ禍の影響で完全オンライン開催となったが今年はリアル開催。フロリダ州オーランドで1月下旬に開催された世界最大のゴルフ用品見本市を3回に分けてレポートする。
大手クラブメーカーはほとんどが不参加
例年、ほとんどのゴルフメーカーが参加するPGAマーチャンダイズショーだが、驚いたことに今年はメジャーなゴルフクラブメーカーのブースは一つもなし。テーラーメイド、キャロウェイ、ブリヂストン、スリクソン、ナイキ、コブラなど、ひとつもブース出していなかった。ゴルフファンがよく知っているギアブランドで出していたのはパワービルト(POWER BILT)くらい。なお、試打ブースではブリヂストンのボール試打や、日本シャフトの試打コーナーがあった。
今やオンラインで新製品の情報は細かいところまで発信でき、商品も以前より早くゴルフショップに出回り、ゴルファーが実際に手にとるまでの時間が短くなってきている。コロナ禍において人が以前ほど集まらないこともあり、メジャー企業が莫大な費用と人員をかけPGAマーチャンダイズショーに参加する意味が薄れてきているのかもしれない。
一方でゴルフファンにあまり知られていないクラブメーカーが数社出展。コロナ禍にも関わらず、日本企業のHARUKEN JAPANというクラブメーカーもブースを出していた。
人を集めていたのは弾道測定器関連
今年のPGAマーチャンダイズショーで人気を集めていたのが、トラックマンやフライトスコープなどの弾道測定器。特に価格的にも比較的リーズナブルなコンパクトサイズのデバイスに人気が集まっていた。プロなど一部の人しか利用できなかった弾道測定器は、一般ゴルファーにとっても手の届くものに。近い将来、一般ゴルファーの多くが弾道測定器を保有する時代が訪れるかもしれない。
例年は大手メーカーの最新クラブを試打する人々で賑わって試打コーナーでも最も人を集めていたのは弾道測定器関連。フライトスコープの使い方レクチャーが賑わっていた。