笹生、畑岡、古江、渋野の可能性や見どころとは!?
昨年の全米女子オープン優勝者笹生優花は、ツアー優勝者ら実力者だけが出場できる初戦6位、2戦目3位と、いずれも優勝が期待できる結果を出している。3戦目は、初日にダブルパーを叩いたホールが1つあり、1打足りずに予選落ちしたが、実力の物差しとなるCMEポイントランキング7位と、実力は十分に発揮されている。
ツアー5勝の畑岡奈紗は、18位タイ、20位タイ、41位タイと、結果は今一つ。だが、3戦目の初日に首位タイでスタートするなど、光るプレーは見せており、波に乗るのを待っている感がある。
しぶとさを発揮しているのが、Qシリーズ7位で第2戦からプレーしている古江彩佳だ。18位タイ、30位タイといずれも予選を通過。コンディションがクルクル変わっても、忍耐強くアジャストするなど、タフなツアーで戦える要素を十分に見せている。「まだ空気に慣れていないなと言う感じです」と、本人が口にしている状況ではあるが、十分に戦っていけそうな気配が見える。
2019年全英女子オープン優勝の渋野日向子の登場は、3月3日にシンガポールで開幕する「HSBC女子世界選手権」からになる。Qシリーズ20位でフロリダシリーズは出場できるかどうかわからなかったため、調整をじっくりしてアジアから参戦することを選択した。
渋野は、昨年終盤に日本で2勝した後、渡米してQシリーズを突破。全英女子オープン優勝後にスイング改造をしてから結果が出たことに自信を深めて、米ツアー参戦に備えている。
持ち前のリズムのいいプレーと思い切りのいいパッティング、精度の上がったショットとアプローチが加わって、晴れてメンバーとして臨む米ツアー。Qシリーズのランキングから言って、すべての試合に出場できるわけではないが、HSBCと、翌週のホンダLPGAタイランド(3月10~13日、タイ、サイアムCC)の出場は決まっている。
さらに、シェブロン選手権(3月31~4月3日、カリフォルニア州ミッションヒルズCC)をはじめとするメジャー5試合にも、近年のメジャー王者の資格で出場できる。その中でどれだけ自分らしいプレーができるのか、世界中から期待が集まっている。
奇しくも、渋野の初戦は日本ツアー開幕戦ダイキンオーキッド(沖縄・琉球GC)とピタリと重なる。時差も少ないシンガポールとあって、ファンはどちらも気になる週末になるはずだ。
文/小川淳子
写真/USGA




