ピンの最新ウエッジ グライド4.0を比嘉真美子、上原彩子が国内女子ツアー開幕戦に投入
3月3日(木)から開幕する国内女子ツアー「ダイキンオーキッドレディス」(琉球GC)の会場で、比嘉真美子と上原彩子のセッティングに新しいクラブが入っていることが確認された。それは「グライド4.0」ウエッジ。すでにPGAツアーの選手が使用していることや、金谷拓実がテストしていることが報じられている注目のウエッジだ。
取材/角田柊二 写真/相田克己
ピン「グライド4.0」比嘉は54度と60度、上原は46度、50度、58度を使用
いよいよ開幕した国内女子ツアー。ゴルフファンであれば、まず注目したいのが、選手たちのクラブセッティングの中身についてだろう。今年はテーラーメイドの「ステルス」シリーズやキャロウェイの「ローグST」シリーズなど、大きな話題となっていモデルが多数ある。また、契約フリーになった選手も複数いるため、人気選手の使用クラブに関するニュースには事欠かない状況となっている。
さて、そんな状況の中、今回は「ダイキンオーキッドレディス」に出場している比嘉真美子、上原彩子のニューギアをピックアップ。
両名ともにウッドやアイアンは昨年同様、ピンの「G425」シリーズで固めているので変化なし。だが、ウエッジを見てみると、「グライド4.0(GLIDE4.0)」という最新モデルが入っているのを発見。このウエッジは、すでにPGAツアーの選手や金谷拓実が使用(テスト)していることが報じられている。
選手からコメントを取ることはできない状況なので、どのような使い心地なのか、またどんな性能の進化があるのかはわからない。メーカーの公式発表もまだ行われていない。
というわけで、見た目から想像するしかないのだが、比嘉・上原の両選手が使用しているのは「グライド3.0」でいうところのスタンダードソールの「グライド4.0」のようだ。「グライド4.0」でもソールタイプが「スタンダード」「EYE2」「ワイド」「シン(狭い・細い)」というように4タイプあるのだろうか。
全体的なフォルムは、「グライド3.0」と比べてあまり変化を感じられない。トゥ・ヒール側、トレーリングエッジの削りも似通っている。しかし、バックフェース部の打点エリアに挿入されているCTP(カスタムチューニングポイント)エラストマーは「グライド3.0」に比べて「グライド4.0」のほうが大きくなっているように見える。これは打感をソフトにしてくれる機構なのだが、「グライド4.0」のほうが打感は良くなっているのかもしれない。
次にフェースを見ると、顔自体は大きな変化はなさそうなので、「グライド3.0」に続いて使用したいというゴルファーには好印象のはず。スコアラインの数も19本で「グライド3.0」から増えていないが、リーディングエッジ近くの溝の長さが大幅に長くなっている。また、溝の入れ方も、その溝の形状から多少違うように見える。溝の端が「グライド3.0」よりも切れ上がっているように見えるのだが、気のせいか?
メーカーの公式発表を受けて、また実際に打ってみないことにはどんな性能かわからないが、開幕戦から選手が使用を決めていることから“良い方向へ進化”していることは間違いない。気になるという方は、続報を楽しみにしていてほしい。
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