渋野日向子、次につながる最終日で初戦を終える
初日は一度もとらえられなかったフェアウェイ。最終日は14ホール中12回
写真は2021年日本女子オープン時のもの(写真/相田克己)
今年から米国ツアーに本格参戦することになった渋野日向子にとっての初戦が終了。米ツアー本格参戦での“デビュー戦”は、今後につながる形で終わった。
今後の鍵はパット数
昨年のQTを20位で突破し、ルーキーのツアーメンバーとして米女子ツアーに臨んでいる渋野。2019年の全英女子オープン優勝者として試合に出たことはある。だが、ツアーメンバーとしての初戦は、今季第4戦のHSBC女子世界選手権(シンガポール・セントーサGCタンジョンC)となった。
初日に4オーバー60位と出遅れ、2日目2アンダー、3日目1オーバー。通算3オーバー50位タイで現地時間6日の最終日を迎えた。10番からスタートし、15番でバーディを先行させる。18番はボギーとしたが、折り返してから1番、2番と連続バーディで笑顔を見せた。5番、8番もバーディとして、通算1アンダー47位タイに順位を上げて大会を終えた。
4バーディ、6ボギー、1ダブルボギーの初日には、1度もフェアウェイをとらえられなかったティショットも復調。この日は14ホール中2回しかフェアウェイを外していない。パーオンも18ホール中17回とショットが良くなったのが、スコアが上向いたのは数字を見れば明らかだ。
残念ながらパット数だけは、初日33,2日目29、3日目32、最終日32と決していいとは言えず、これが今後のカギを握ることになりそうだ。初めて出場した2021には1度もアンダーパーが出せず、出場69人中67位タイに終わり「手に負えない感じ」と肩を落としていた大会で成長を感じさせた。
次戦はタイに舞台を移しホンダLPGAタイランド(10~13日、サイアムCC)となる。次につながる形で初戦を終えた渋野の今後が楽しみだ。
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