ゴルフお悩みレッスン「スライス回転の弱々しい球で飛距離が出ません」
連載「われらアマチュアお助け隊」【第39回】
巷で人気の個性豊かなティーチングプロが、ワンポイントに絞ったレッスンで、アマチュア読者のお悩み解決に挑む!
ゴルフトゥデイ本誌598号/136〜139ページより
今月のアマチュア|原田さんのお悩みは……。
今月のアマチュア
原田美岐子さん
ゴルフ歴/15年
平均スコア100
スポーツ歴 スキー
ドライバー飛距離130ヤード
好きなクラブ/パター
好きなプロ / 石川遼
原田さんのお悩み「ドライバーでヒールに当たるミスが多発して困ってます……。ときどきミートしてもスライス回転の弱々しい球で飛距離が出ません……」
今月のお助け隊員|鳥井悠治プロ
原田さんのドライバーショットを見てみましょう!
原田さんのスイング
テークバックからトップまでは大きくダイナミックなのに、ダウンスイング以降でパワーをロスしてしまっていますね。
ダウンスイングで右肩を前に出さない!
写真左)球を強く叩こうと力み右肩を前に突き出して上体で打ちにいくと…クラブがアウトサイドから下りてしまう
写真右)上体で叩きに行かなくても自然とクラブは落ちてくれる!クラブがインサイド
から下りてくれる。
フォロースルーでの左ヒジの向きに注意しよう!
写真 上)フォローで左ヒジが上を向くとカット軌道で弱々しい球になるが…。
写真 下)フォローで左ヒジを下に向けると球をしっかりつかまえられる!
『主な原因は』ココだ!!
球を強く叩こうと力み右肩を前に突き出して上体で打ちにいってしまいフォローでも左ヒジが引けて上を向いてしまっていたためにカット軌道で弱々しい球になっていたんです!
Point!
右手のヒラを前に出すイメージで肩が突っ込まずに回転する正しい動きが覚えられるんです! 下に置かれた球ではなく飛球線方向に手のヒラを向けていく感じがいい!
切り返すときには右肩も右ヒザも前に出さないで!
写真 左)右肩だけではなく右ヒザも前に出さない!
写真 右)突っ込まないければ¥ミート率も飛距離もアップするんです!
前傾角度をキープできれば大きなフォロースルーで飛距離を伸ばせる!
写真左)右肩が突っ込んで前傾角度が崩れるとフォロースルーが取りにくいが…。
写真右)前傾キープのまま肩を回す感覚で両腕を気持ちよく伸ばすフォローに!
原田さんのスイング【Before】
右肩が突っ込んで両腕が縮こまっていたフォロースルーが…。
原田さんのスイング【After】
バランスよく両腕が伸びている大きなフォローに!
ミス撲滅のための[お助けドリル]|胸閉じ胸開きドリル
柔らかいロープのようなものを左手に握り、アドレス時の前傾のまま、テークバックで胸を飛球線後方へ向けて「閉じる」。フォロースルーでは胸を飛球線方向へ向けて「開く」。これを繰り返すことで肩を回す感覚が身につきます。
ミドルアイアンと変わらなかったドライバーの飛距離が大きなフォローでかなり伸ばせてうれしいです!
鳥井悠治
『ビジネスパーソンに大人気レッスン書を多数出版』
PGAティーチングプロとして長年アマチュアをレッスン。特にビギナー向けの簡単に100が切れる指導法が注目され多数の著書を刊行。秋葉原駅近にあって会社帰りのビジネスパーソンが集う「アクティブAKIBAゴルフガーデン」での個人レッスンがわかりやすいと人気を博している。
協力/アクティブAKIBAゴルフガーデン
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