大舞台で輝く渋野日向子!シーズン最初のメジャーで4位
最終日に意地の猛チャージ!
シェブロン選手権(カリフォルニア州ミッションヒルズCC)2日目に首位に立ちながら、3日目に5つスコアを落とした渋野日向子。最終日は意地の猛チャージで今季のメジャー初戦を終えた。
(写真は2021年全米女子オープンのもの)
ミッションヒルズに別れを告げる最終日に意地を見せる
最終日、パー5の2番で第2打をグリーンの右まで運び、1.8メートルのバーディを奪取。3番ではカラーから5メートル、4番では2メートルと3連続バーディとして、満面の笑みを浮かべた。何もかもがうまくいかず、下を向きがちだった前日とは打って変わり、明るい表情でリズムよくプレーを続けた。
8番はボギーとしたものの、バックナインに入ってからも思い切りのいいプレーが続く。10番の第2打はピンの右30センチにキャリーして1メートル上に止まった。これを沈めると11番で60センチ、12番で1.2メートルと再び3連続バーディ。14番でも4メートルを沈めてこの日7つ目のバーディを奪った。
15番以降はスコアカード通りで6アンダー66。通算10アンダーで、優勝したジェニファー・カプチョ(米)に4打差4位タイで大会を終えた。
「昨日はすごい悔しかったので、今日は最後ということで最後まで全力で頑張りました。朝もドライバーが乱れてはいたんですけど、自分のやってきたことを信じて何とか耐えたかな」と、不安を抱えつつも思い切ってプレーしたことがいい結果につながった。
予選落ちだった昨年と比較して大きな成長を感じた1週間。オープンウイークを挟んで2週後にはハワイに移り、次戦ロッテ選手権(13~16日、ハワイ州ホアカレイCC)に挑む。
今季から大会名称が変わりシェブロン選手権となったメジャー初戦は、来年からはテキサス州に舞台が移ることが決まっている。1972年に歌手で女優のダイナ・ショアさんがホステスとなり、コルゲートがスポンサーとなってコルゲート・ダイナショアとして始まった大会は、1983年にはメジャーに昇格。ナビスコ・ダイナショア・インビテーショナルとなった。以来、スポンサーの変遷とともに大会名称は変わったが、ミッションヒルズCCはあまたの名勝負を見届けて来た。それも今年限りとなる。
ツアーに大きな貢献をしたダイナ・ショアさんは、1994年の没後も、18番の池の横で銅像になって大会を見守ってきた。「今日は(ここでの開催が)最後ということで、最後まで全力で頑張りました」と、渋野もミッションヒルズに別れを告げる今年の大会が持つ意味を感じたようだ。
気持ちが米ツアーメンバーにしっかりなりつつあることのあらわれだろう。3日目のラウンドから立ち直り、最終日をしっかりとしめたことで、次への自信も生まれたに違いない。
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