入荷本数が安定してきた『ローグST』が『ステルス』を逆転か!?
中古クラブ売買の裏ワザ教えます!! Vol.22
中古クラブの世界で30年！ 中古クラブに関する知識において、レジェンドと呼ばれる中山功一氏が中古クラブの得する扱い方を伝授します。
GOLF TODAY本誌 No.600／72ページより
中山功一
なかやま・こういち
かつてはフェスティバルゴルフでゼネラルマネジャーを務めるなど、中古クラブ業界に携わって約30年。ゴルフ雑誌での連載、中古ゴルフクラブ関連の著書も多数。テレビ東京系列「なんでも鑑定団」にも鑑定士として出演。
中古ショップでは値下げナシで爆売れ中！
2月は『ステルス』の勢いが凄くて、中古クラブでも今年は『ステルス』の一人勝ちかなという気配だったのですが、3月に入ると『ローグST』の需要も高くなってきて、かなり盛り返してきましたね。ゴルフショップでお客さんの声を聞いても、『ローグST』の方が「やさしい」「つかまる」という意見が多いです。
さらに『ステルス』は初回分は大量に入荷したのですが、2回目と3回目は意外と入荷が少なくて、需要に追いついていない。一方の『ローグST』は入荷本数が安定している。だから、どちらも人気はありますが、ゴルフショップの店長などに話を聞くと供給が安定している分、「1年を通して長く売れるのは『ローグST』になるのではないか」と言っていました。
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また今年の『ローグST』と『ステルス』のドライバー売買で特徴的だったのが、高くても売れるということ。数年前までの中古ショップは“いかに安く売るか”というのがテーマでしたし、お客さんも必ず価格交渉をするものでした。でも、今は価格交渉をするお客さんもほとんどいなくて、『ローグST』や『ステルス』などの人気ドライバーに関しては値段を下げなくても、どんどん売れるという状況になっています。
もう一つ、今年の傾向として中古ショップの関係者が言うのは、韓国でもゴルフブームが起きていること。そんな韓国人のゴルフ関係者が、日本で『スコッティ・キャメロン』の超高価格帯パターを買っている。特に人気があるのは最近のモデルではなく100万円以上するようなクラシックなツアーモデル。
またパターだけでなく、『スコッティ・キャメロン』のキャディバックやアクセサリーなんかも良く売れているので、どんどん値段が上がっているそうです。最近は、物価や金の価格も上がっていますが、『スコッティ・キャメロン』のパターも同じような傾向になっているようです。
裏ワザ〈2022年の人気モデル編〉
●『ローグST』は即買い！さらに人気が高まる傾向あり
●『ステルス』は供給がやや不安定な状態に
●韓国人に『スコッティ・キャメロン』が大人気！
中山功一セレクト
今月のオススメ中古No.1
ローグST MAX D
キャロウェイゴルフ
2月下旬に発売された『ローグST MAX D』ですが、発売直後よりも3月、4月に入って右肩上がりで人気が出てきていて、中古ショップへの問い合わせが増えている。中古ドライバーの価格としては高めですが、半年後には「モノがない」という状況になる可能性が高いので今が買い時かもしれません。
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