アプローチショットでのミスが多い人には特にオススメ

豪快なドライバーショットも1打なら、わずかにカップインできなかったパットも1打。確実にスコアを伸ばしたいなら、アプローチショットをきっちり寄せて、少ないパット数でホールアウトしたい。

だが、初心者やアベレージプレーヤーの多くは、肝心のところでアプローチのミスが出やすい。ボールの手前をザックリしたり、トップして、グリーンを行ったり来たり、これではスコアがまとまるわけがない。そんなプレーヤーの救世主といえるのが「チッパー」だ。分類的にはアイアンの一種だが、パターのような形状をしたものも多く、ロフトは35~55度くらいの設定になっていることが多い。ウェッジショットが得意で、寄せには自信があるというプレーヤーには無縁のアイテムかもしれないが、グリーン周りのミスに悩んでいる人には、ぜひ使って欲しいアイテムだ。

と書きながらも、実は私も、アプローチとパターでスコアを大きく崩しているタイプ。今までいろいろなお助けクラブを試しているが、実はまだチッパーは試したことがない。いったいどんな利点があるのだろう。詳しく知りたいと思い、多くのアマチュアをレッスンし、ギアにも精通している石井良介プロに、チッパーのメリットについて聞いてみた。

落ちてからの転がりがイメージしやすくチップインも狙える

「短い距離のアプローチでは、58度のウェッジで寄せようとして、トップやザックリのミスが出たり、寄せきれず途中で止まってしまうケースも多いですよね。そんなデメリットをなくしてくれるのが、チッパーです。落ちてから転がるところをイメージしやすく、最終的にチップインまで狙える可能性もあります。14本というルール制限がないのであれば、僕もキャディバッグに入れておきたいと思わせるアイテムです」と石井プロ。

さらに「グリーンに落ちてからの転がりはパターと同じになるので、パッティングするラインもイメージしやすく、次のパットが打ちやすいメリットもあります」と、スコアアップに直結するメリットが得られると話してくれた。

ただし、チッパーを使っても上手く寄せられないという声もある。その点について聞いてみると「チッパーがうまく打てないという人は、ボールを右足寄りに置きすぎているかもしれません。左足前くらいに置いて、8Iや9Iのランニングアプローチのように打ってみてください。右足寄りに置くと、ロフトが立ちすぎて、思った以上に転がり過ぎてしまうことが多いし、滑らせて使いたい幅広のソールを活かしきれません。球を置く位置で自ら難しくしている可能性があるんです」とのアドバイスをくれた。

加えて「アプローチに悩んでいる人もノンプレッシャーで打てるし、ストレスは減ると思いますよ。先入観抜きで使ってみて欲しいですね」と太鼓判を押してくれた。アプローチのミスでスコアが伸びないワタシにとって、プラスしか感じられない。早速、次のラウンドに投入したいと思う。

また、周囲にはアプローチに悩み、イップスになってしまった友人もたくさんいる。ノンプレッシャーで打てる「チッパー」を使えば、イップスの克服もできるかもしれない。今度、友人に会ったらぜひ薦めたいと思った。