もうひとつのプロ使用球

スリクソンX3は、飛距離を追求したディスタンスタイプボールだ。「アスリート向けブランドなのにディスタンスタイプ?」と思ってしまうのだが、前作のX2からJPDAプロドラコンツアーの公式球に採用され、X3も引き続き採用されているドラコンプロ使用球なのだ。

公式球に採用された理由は、高い飛距離性能と精度の高い品質が理由だが、実はX2からX3へのモデルチェンジで、飛距離性能はさらに高めながら、打感が大幅に軟らかくなっていると言う。飛ぶだけじゃなく、打感もソフトという、要注目のボールなのだ。

【スリクソンX3】
●構造/3ピース
●カバー/H.R.カバー
●ディンプル/強弾道338スピードディンプル
●カラー/ホワイト、イエロー
●価格/オープン

関 浩太郎が試打で検証

Driver

気持ちいい打感!

ディスタンスタイプとは思えないソフトな打感です。
しかも、球のつぶれ感と弾き感のバランスがいいので、すごく気持ちのいい打感です。スピンタイプと比べて10ヤードくらいは飛距離が伸びます。

Iron

0.5番手くらい飛ぶ!

アイアンでも、つぶれ感と弾き感を備えた気持ちいい
打感です。飛距離は0.5番手くらい伸びます。
高弾道でスピンも十分にかかるので、止まらないということはなく“飛んで止まる”ボールになっています。

Wedge

止まりにくさは感じない

50ヤードくらいのアプローチでは硬さはあまり感じません。ボール初速が速く感じますが、スピンはしっかりとかかるので、飛びすぎることや止まりにくさはありません。30ヤード以下だと少し打感がソリッドになります。

Putter

音は高いが弾き過ぎない

ウレタンカバーに比べれば、パターの打感はソリッドですが、ディスタンスタイプの中ではソフトな部類。
両者の中間くらいの打感です。打音は少し高めですが、弾き過ぎてコロがり過ぎることはなく、距離感は出しやすくなってます。

つぶれて弾く気持ちいい打感

ボールにもリバウンドフレーム構造

テスターの関浩太郎が、ディスタンスタイプとは思えない「気持ちいい打感」と高く評価した理由は、X3に搭載された「リバウンドフレーム構造」にある。X3より先に、スリクソンZXシリーズのクラブに搭載されていた。
軟、剛、軟とヘッドの剛性を順に変化させることで飛距離を伸ばすという構造だ。
この構造をX3に採用することで、通常はトレードオフの関係にある、飛距離とソフトな打感を両立。飛距離性能の向上と、ソフトな打感を実現している。

飛んで気持ちいい!打感も気持ちいい!X3ボール、気になる方は、ぜひお試しあれ。

テスター

関 浩太郎
(せき・こうたろう)
1974年生まれ、茨城県出身。アメリカで最新のゴルフ理論を学びながらミニツアーを転戦。帰国後はゴルフスタジオ「SEKI GOLF CLUB目黒」を主宰。多くのアマチュアゴルファーのサポートを行い、様々なゴルフメディアでも活躍している。

取材・構成・文 大塚賢二
撮影/相田克己
協力/サザンヤードCC(茨城県)