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タイガー巻き返しの好材料は、新シャフトのドライバーとフィジカル面

全英オープン初日、6オーバーの146位タイと出遅れ!

2022/07/15 ゴルフサプリ編集部

全英オープン初日のタイガー・ウッズ

全英オープン初日のタイガー・ウッズ

全米オープン初日、6オーバーの146位タイと大きく出遅れてしまったタイガー・ウッズ。1番ホールのティショットがディボットに入ってしまうなどの不運に加えて、「今日は4つか5つの3パットがあった」と本人が語ったように短いパットを外すシーンが目立った。一方で「スコアは残念な結果だが、スコア以外に関してはそれほど悪くなかった」と話している。

ステルスドライバーのヘッドにフジクラ「ベンタスブラック」を挿入

ウッズのドライバーのシャフトをチェックしてみると
ウッズのドライバーのシャフトをチェックしてみると

全英オープンの開催前となる7月4日〜5日、アイルランドで行われている2日間のプロアマに出場。その時、ギアマニアの話題になったことがあった。ドライバーのシャフトをフジクラ「ベンタスブラック」に変えたのだ。全英オープンでも「ベンタスブラック」を使用していた。

リンクスで開催される全英オープンではあまりドライバーを使わないウッズ。2006年に勝った時は4日間で1度しか使用しなかった。ところが46歳になり飛距離でのアドバンテージがなくなったウッズは今年、積極的にドライバーを使用している。ドライバーショットに大きなミスはなく、むしろフェアウェイウッドでのティショットで曲げてしまったシーンがあった。本人もドライバーには不安がないのか、終盤の17番でも迷わずドライバーをチョイス。フェアウェイを少し外したが、2打目を良い位置から打つことができ、3人の中で唯一バーディチャンスにつけていた。

マスターズ、全米プロと比べて、フィジカル面では「ずっと楽」

今年4月、マスターズで復活した際には、パッティングの際にしゃがむことができなかった。ところが今回は、毎ホールしっかりとしゃがんでラインを読んでいた。また、歩く様子も以前よりも明らかに回復しているように思えた。ホールアウト後、体の状態を聞かれると、「これまでの2大会(マスターズ、全米プロ)よりもずっと楽でした」とフィジカル面での改善を認めた。

明日について聞かれると、「66を出さなければならないようだ。みんなは今日それをやった。明日は私がやらなければならない」と回答。ウッズというとタイガーチャージを思い出されるが、体の状態もショットも悪くない今回、久しぶりのウッズならではの巻き返しが見られるかもしれない。

以前のようにしゃがんでラインを読むことができるようになった
以前のようにしゃがんでラインを読むことができるようになった

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