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“虎”の目にも涙!タイガー・ウッズが聖地18番ホールで拍手喝采を浴びる!!

9オーバーで予選落ち。今年の全英オープンを終える

2022/07/16 ゴルフサプリ編集部

大ギャラリーから拍手喝采を浴びるタイガー・ウッズ

大ギャラリーから拍手喝采を浴びるタイガー・ウッズ

昨年2月、自動車事故を起こし右脚粉砕骨折の重傷を負ったタイガー・ウッズ。4月のマスターズ、5月の全米プロに続き、「特別な場所」と本人が話すセント・アンドリュースの全英オープンに出場した。前の2試合より「(フィジカルの)状態は良い」と話していたが、「昨日と同様、グリーンの感触をつかむのに苦労した」と2日目もパットが不調。9アンダーで予選落ちとなった。
(写真:R&A)

ローリー・マキロイが示した友愛に思わず涙

「ゴータイガー」、「サンキュータイガー」など、18番ホールを歩いている間、ずっとタイガーコールが鳴り止まない。セント・アンドリュースのギャラリーは、予選落ちがほぼ確定したホールアウト後のタイガーを、最大級の拍手と歓声で見送った。ウッズ自身も感極まっているように見えた。

「とても感慨深かったです。このセント・アンドリュースでの全英オープンは、私にとって最後の全英オープンにるかもしれないと思っているので。ファンの大喝采や温かさに、信じられないような(素晴らしい)気持ちでした」とホールアウト後に18番の感動的な出来事を振り返ったウッズ。ジャック・二クラスやアーノルド・パーマーがセント・アンドリュースで過去に経験した大ギャラリーからの拍手喝采にも触れ、「私もそのような気持ちになった」と話した。

米国人であるウッズは、最初からスコットランドの地で今のようにリスペクトされていた訳ではない。2005年にこの地で全英オープン2勝目をあげた時は、優勝争いをしていたスコットランド出身のコリン・モンゴメリーの方が圧倒的に声援は多かった。しかし17年の歳月を経て、ウッズはセント・アンドリュースの大ギャラリーから最上級のリスペクトを受ける存在になった。

18番のフェアウェイを歩いている時、涙を浮かべているように見えたウッズ。ギャラリーからの喝采に加えて、選手仲間の友愛に触れたことが涙腺を緩ませた。「フェアウェイを歩いていると、(1番ホールをスタートしていく)ローリー(・マキロイ)がいました。彼は帽子のツバの先に手をあててくれた。敬意を表してくれたんです。選手たちの友愛見たり感じたりするのは素晴らしいことです」と振り返った。

気になる今度のスケジュールについて、「何も計画していません。ゼロです」と話したウッズ。「試合から引退することはない」としたものの、フル参戦が難しい状況は変わらない。今年のマスターズ、全米プロ、全英オープンについて「この3つのイベントに出場できたこと、それ自体が私の誇りです」と話した。そして、「来年はもっとハードワークをして、もう少しプレーできるようにしたいですね」と話し、会場を後にした。

ホールアウト後、大ギャラリーに手を振るタイガー・ウッズ
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