表彰式裏の敗者インタビューに、異例の世界50名の記者が集結!惜敗したローリー・マキロイが語ったこと
最終日首位からスタートしながらも全英オープンで惜しくも2打差3位
全英オープンで惜敗したローリー・マキロイ
ラウンド中は常にローリーコールが鳴り止まなかった。人気者マキロイには、欧州のファンだけでなく、世界中のゴルフファンが聖地での優勝を期待していた。
同時進行中だった表彰式のキャメロン・スミスに敬意を示した
「明らかに失望しています」。ホールアウト直後、心境を聞かれたマキロイは率直に述べた。「今日はあまり悪いことはしていないけど、正しいこともできなかった。ただ、本当にコントロールされたゴルフはできていた。今週は20アンダーを出したもっといい選手に負けました」と述べた。
なかなかバーディパットが決まらなかったが、本人として良いストロークができていたようだ。「13番、14番、15番、16番、17番では、いいパットを打てました。ただ、ホールに落とせなかっただけです」と振り返った。
優勝を逃してしまったことに失望をしていないかという質問には、「生きるか死ぬかじゃないんです。全英オープンを獲るチャンスは他にもあるし、メジャーに勝つチャンスは他にもあリます。そのひとつを逃してしまったような気がしますが、他のチャンスもあるでしょう」と、次に向けて切り替えようとしていた。
1日中、声援を送ってくれたファンに対しては、「今日も、本当に、本当に良い人たちだと思いました。信じられないくらいに応援してくれていました」と感謝。そして、「もう少し応援してもらえたらよかったんだけど。今、18番グリーンには優勝にふさわしい選手がいる。今まさに」と、表彰式の優勝したキャメロン・スミスに敬意を表すことも忘れなかった。
今後については3週間の休みをとる予定だという。「プレーオフのイベントまで、もうプレーすることはないです。休息と回復のための時間を少しとって、ポジティブにとらえ、ネガティブなことから学び、前に進むための時間があります。僕はいいプレーをしている。ここ数年で最高のシーズンのひとつです。今シーズンをいい形で締めくくりたい。シーズンを正しく終えたい」とインタビューの最後では前を向いた。