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スピン性能抜群!マジで欲しいウェッジ「HI-TOE 3 WEDGE」自分に合ったモデルを選んでスコアを縮めよう

テーラーメイド「HI-TOE 3 WEDGE」を試打してきました。野村タケオのゴルフ実験室

2022/11/11 ゴルフサプリ編集部 野村タケオ

HI-TOE 3 WEDGE(ハイ・トウ スリーウェッジ)

みなさんこんにちは。ゴルフバカイラストレーターの野村タケオです。
僕はあまり飛ぶ方ではないので、グリーン周りでスコアを作るタイプです。パーオン率だってそんなに高くないしね。なので、ウェッジやパターってのはとても大事。つねに新しい商品や打ち方は研究しております。で、今回はテーラーメイドから9月に発売された「HI-TOE 3 WEDGE(ハイ・トウ スリーウェッジ)」をコースに持ち込んで試打しました。やっぱクラブはコースで試打しないとね。特にウェッジは芝で打たないと意味がないですから。ソール形状が3種類あるので、全部お借りしてうち比べましたよ~。

<取材・文・写真提供> ゴルフバカイラストレーター 野村タケオ

「HI-TOE 3 WEDGE」ってどんなウェッジ?

HI-TOE 3 WEDGE(ハイ・トウ スリーウェッジ)

サクッと「HI-TOE 3 WEDGE」がどんなウェッジなのか紹介しましょう。パッと見ただけで分かるような特徴がいくつかあるのですが、まずフェース面ですよね。

バックフェースはカッパー仕上げになっているのに、フェース面は「ロウフェーステクノロジー」を採用したノーメッキ仕上げ。それに加えて「レイズドマイクロリブ」という、フェース面に無数に搭載されたバー状の突起により、ヘッドスピードが遅いグリーン周りからのアプローチでもスピン量がアップするのだとか。

HI-TOE 3 WEDGE(ハイ・トウ スリーウェッジ)

そしてフェース全面に溝があるのも特徴的です。これはフェースを開いて使うときでも、溝がしっかりとボールを捉えて安定したスピン性能を発揮するためなんですね。

ヘッド形状は「ハイ・トゥ」の名前の通り、トゥ側が高くなった特徴的なもの。そのトゥの部分を肉厚にして、バックフェースに2種類のキャビティを採用することで、フェース中央に重心を設定し高重心化。

その結果、低い打ち出しとバックスピン量のアップを実現しているそうです。

3種類のバウンスをお借りしました!

HI-TOE 3 WEDGE(ハイ・トウ スリーウェッジ)

今回試打したのは3種類のヘッド。ロフトは全部58度なのですが、バウンスが7度の「LB(Low Bounce)」、10度の「SB(Standard Bounce)」、13度の「HB(High Bounce)」となっています。

3つとも構えてみましたが、顔は全部ほぼ一緒に感じました。たぶんソールの違いだけなんじゃないでしょうかね。形状はかなりトゥが高くなっているので、少し三角形っぽく見えますが、個人的には嫌いじゃないですね。

けっこうヘッドが小さめに見えるのですが、自分のウェッジと並べてみても大きさはあまり変わらないんですよね。

おそらくですが、フェース全面に溝があるので小さく見えちゃうんじゃないかと。少し"ふところ"がある形状で、出っ歯すぎないところも個人的には好きですね。フェースを開いても違和感なく構えられます。

まずは一番バウンスの大きい「HB」を試打!

HI-TOE 3 WEDGE(ハイ・トウ スリーウェッジ)

まずはバウンス13度の「HB」を打ってみました。これはバウンスの地面への当たり方がとても良いです。

フェースを開いたりせずに、スクエアなまま打っても十分にバウンスが効いて滑ってくれるので、とても優しく打てますね。開いて使えなくはないですが、その必要はないかと。

見た目は優しいウェッジには見えないのですが、これはとても使いやすい。ソール幅が広いので、あまりハンドファーストにせず滑らせるように打てば、多少手前から入っても大きなミスにはならないです。スクエアに構えて打ってもスピンはキュキュッと効きました。

次はバウンス10度の「SB」を試打!

HI-TOE 3 WEDGE(ハイ・トウ スリーウェッジ)

次に打ったのがバウンス10度の「SB」。幅広ソールの「HB」に比べると少しソールの後ろ側が落としてありますね。

スクエアに構えて打ってもちゃんとバウンスは効きます。地面へのバウンスの当たりは「HB」よりも少なめで、スッと抜ける感があります。

フェースを開いても座りがよく、バウンスの当たりもとてもいいので使いやすいですね。ライや打ちたい球筋によってフェースの開き方や、ヘッドの入れ方を変える人にはとても使いやすいと思います。

僕は基本的にはスクエアで構えて打つのですが、状況によって少し開いたりするので、これは使いやすい。どう使ってもシビアになりすぎないとこともいいですね。当然スピン性能も高かったです。

最後にバウンス7度の「LB」を打ちました!

HI-TOE 3 WEDGE(ハイ・トウ スリーウェッジ)

さて、最後はローバウンスモデルの「LB」です。バウンスは7度ってことで、ソールのトゥ側、ヒール側がごっそりと削られています。これをスクエアで打とうとすると、少しでも手前に入るとチャックリしがち。バウンスがあまり効いてくれないので、滑らないし、助けてくれない。

基本的にはフェースを開いて使うソールですね。開いて打てば、バウンスが少し効いてくれて、滑ってくれます。ただ、それでもヘッドの入れどころはけっこうシビア。ある程度の上級者じゃないと、このソールの美味しいところは味わえないんじゃないかと。

僕だと、アプローチの調子がいいときはこういうローバウンスでもスパスパと寄るのですが、ちょっとでも調子が悪かったり、ライが悪いとミスだらけになっちゃう。上級者が使うと、すごい武器になりそうなウェッジです。

スピンコントロールもかなりできるだろうし、ビターっと止めることもできるでしょう。

格好いいし、モデルを選べばめちゃ使いやすい!

HI-TOE 3 WEDGE(ハイ・トウ スリーウェッジ)

「HI-TOE 3 WEDGE」を3種類打ち比べましたが、自分に合ったモデルさえ選べばとても使いやすいウェッジだと思いました。見た目はカッパー仕上げでめちゃカッコいいし、上級者モデルっぽいのですが、そこまで難しいウェッジではないです。

バウンスによって打感は少し変わりますが、どれも柔らかめで気持ちいい。打音は低めですが、少しだけコツっと固めの音も交じるような気がします。このくらい打音がある方が距離感出しやすい人も多いでしょうね。

スピン性能は抜群です。やはりノーメッキのフェースとフェース面の突起が効いているんでしょうかね。フェース全面にある溝は正直言って必要あるのかな?と思いますが、深めのラフとかから打つときには意外と打点がブレたりするので、全面にある方が安心なのかなとも思ったり。

アプローチが苦手な人に進められるウェッジではないですが、中級者以上のゴルファーにはかなりおすすめですね。

僕はかなり気に入りました。マジで欲しいウェッジです。僕が使うならいろいろと使いやすそうな「SB」を選びます。みなさんも機会があれば一度打ち比べをしてみてください。

野村タケオ

野村タケオ

ゴルフバカイラストレーター、野村タケオ。京都府出身。
様々なゴルフ雑誌やウェブサイト等にイラストやイラストコラムを寄稿。
毎週水曜の22時からYouTubeライブで生放送「野村タケオゴルフバカTV!」を放送中。


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