ウェッジのセッティングに悩むゴルファーが多くなっている?

アイアンロフトのストロング化が常識となった現在、ウェッジのセッティングが難しくなっている。そのため、私のところにもウェッジのセッティングに関する質問が多数届いている。

現代におけるウェッジのセッティングについて、また中古モデルのオススメ・ウェッジを紹介しよう。

【現行モデルのストロングロフト設定】
5I:21度/6I:24度/7I:27度/8I:31度/9I:36度/PW:41度

【一昔前のロフト設定】
3I:21度/4I:24度/5I:28度/6I:32度/7I:36度/8I:40度/9I:44度/PW:48°

上記のようにアイアンのロフト設定は4度くらいのピッチで設定されているが、現行モデルと一昔前のロフト角を比較すると2番手の違いがある。したがって、ウェッジの本数を増やす必要があるということが、容易に想像できると思う。

ではウェッジを何本入れるかだが、これは明確に『3本派』『4本派』に分けることができる。

オールマイティに状況に対応できるようにしたいなら、ウェッジは4本セッティングが良いだろう。一般的には46度、50度、54度、58度というセッティングになる。

テクニックに長けているなら、ウェッジは3本セッティングで十分。たとえば、48度、54度、58度という組み合わせだ。

話は変わるが、アプローチショットの成功率を高めるならば、得意なロフトのウェッジを1本作ることが大切。転がしてもよし!上げてもよし!と思える番手が、1本あると安心だ。

豆知識

  • 一昔前の話だが、ジャンボ尾崎プロのMTNⅢプロモデルが大ヒットした理由のひとつにP/S(AW)の存在があった。このP/Sのロフトは53度である。(※P/Sを最初に採用したのはジャンボ尾崎プロ)

    そして、ロフト設定は 3I:21度/I:24度/5I:28度/6I:32度/7I:36度/8I:40度/9I:44度/PW:48度/P/S:53度/SW:57度 という仕様だった。

日本のゴルフ場にオススメのウェッジは、刃が丸い?

昔のスイングでは、バンカーはアウトサイドインのスイングプレーンでバンスを使って打ち、砂を弾いていた。しかし最近では、バンカーでも砂を薄く取り、スイングプレーンもストレートに取るプロが多い。このようなスイングの変化から、ソールやバンス形状にも変化が現れている。

近年流行りのボーケイウェッジとキャロウェイのウェッジを比較してみると、以前のボーケイのモデルは、刃の形状に丸みがあったが、最近のモデルであるSM-9になるとSM-8と比べて刃に丸みがない。この形状は、近年のPGAツアープロのスイングの変化にあると考えられる。

一方、キャロウェイのウェッジ形状を見てみると、以前のモデルは刃がストレートに近い形状であったが、最近のJAWSウェッジを見ると刃に丸みがついている。

どちらかといえば、日本の芝(高麗芝)に対して性能を発揮してくれるウェッジは、少し刃に丸みがあり、ヘッドの重さが重めのウェッジである。

近年日本のゴルフ場は、メンテナンスの関係でフルベント(洋芝)から高麗芝に張り替えているゴルフ場が多いということもあるので、刃に丸みのあるウェッジを選ぶのが吉だと言えなくもない。

最後に、最近のモデルの中からオススメのウェッジを紹介して締めくくりたい。

それでは、あなたのゴルフライフにGood luck!

中山功一お勧めウェッジ

■ボーケイウェッジ SM-8(2020)

ヘッド重量が重く高麗芝でも使いやすい。
中古販売相場:¥16,800~¥10,500(税抜)

■キャロウェイ JAWS RAW(2022)

刃に丸みがありベント(洋芝)で技を使いやすい。
中古販売相場:¥23,800~¥15,800(税抜)




中山功一(ナカヤマ コウイチ)
かつてはフェスティバルゴルフでゼネラルマネジャーを務めるなど、中古クラブ業界に携わって約30年。ゴルフ雑誌での連載、中古ゴルフクラブ関連の著書も多数。テレビ東京系列「なんでも鑑定団」にも鑑定士として出演。