「米国で優勝するイメージはあります」

―米国ツアーのデビュー戦は?
まずは日本の開幕戦から3試合出て、アリゾナの試合(LPGAドライブオン選手権)から米国ツアーに出場する予定です

―米国ツアーには「チーム勝みなみ」として参戦する?
今のところ、母と2人です。キャディも現地でお願いしようと思っています

―期待と不安はどちらが大きいですか?
不安です。まずは言葉、そして移動と体のケアを心配しています。日本ならシーズン中でも、週に1回は東京に戻ってきてトレーナーさんに診てもらうことができました。でも米国に行ったら、そういう環境作りもゼロしないといけないので、体のことは心配です

―ゴルフに対する不安は?
それは、ほぼありません。試合がはじまって、ゴルフになったら、日本も米国も一緒。少しでも良いスコアで回るだけなので、やることが変わらないと思っています

―米国の芝やグリーンへの対応は?
慣れていくしかないと思っていますが、全米女子オープンとか昨年のQTでプレーした感覚からすると、それほど心配はしていません

―飛距離に関しては?
飛距離は十分に通用すると思っています。この2、3年でドライバーの飛距離がキャリーで10ヤード近く伸びましたし、海外の選手と一緒に回っても飛距離で負けるという感覚はありません

―優勝するイメージはありますか?
正直あります。昨年のQTでも、私の勉強不足であまり一緒に出ていた選手のことは知らなかったのですが、すごくゴルフのレベルは高かった。そういう選手と、米国のコースで十分に戦えたので、優勝するイメージはあります

―今のご自身はツアープロとして100点中、何点まで到達していると思っていますか?
まだ、30点くらいですかね。これから米国ツアーに行けば、もっとスキルも磨けるし、もっとゴルフの勉強ができる。まだ、プロに入ってから5年目なので、プロゴルファーとしては「駆け出し」だと思っています。達成感は全くありません

―スイングの調子は何点ですか?
日本女子オープンに勝ったときが70点というか70%くらいだったので、今は80%くらい。順調に良い感じに仕上がってきています

「相談相手はシブコ」

―これまでコーチをつけなかった理由は?
機会を逃した感じですかね(笑)小学校を卒業してからゴルフスクールとかに通わず一人でやってきたので、それに慣れてしまった。時々、スイングとかで悩んだときに相談できる人がいたら良いなと思うときはありますが、「じゃ、誰にするか?」ってなったときに、そこで悩んでいるなら、自分で考えて自分のゴルフに費やしたほうがいい。もしかすると、本当に悩んだときに、パッと良いコーチと巡り会うタイミングがあったら、コーチをお願いしていたかもしれませんが、そういう機会がなかったです

―米国ツアーにいる日本人選手でよく話をする選手は?
シブコとはご飯とかよく行くので色んな話をしますし、メッセージとかでやりとりしてます。彼女も大変な時期があったし、自分も苦しい時期があったので、通じ合える部分がある。異国の地でもそういう人がいて、相談できるのはすごく心強いです

―引退するまで米国ツアーで戦いたい
いえ、10年以内には日本に帰ってきたいと思っています。日本ツアーでも、まだまだやり残していることだらけで、「日本女子オープン」以外のメジャー大会も全部優勝したいと思っていますし、年間女王のタイトルも狙いたい。女子オープンで優勝したことで使えるシード(10年間のうちに使える3年シード)を使えるうちに日本ツアーに戻ってきたいと思っています。

勝みなみ
●かつ・みなみ/1998年7月1日、鹿児島県生まれ。15歳の史上最年少でレギュラーツアー優勝を達成し、日本ツアーでは通算8勝をマーク。昨年は「日本女子オープン」で2連覇を達成。昨年12月の米国ツアーQTを5位で通過して、2023年から米国ツアーに参戦する。明治安田生命所属。