さらにアップデートして10年ぶりに帰ってきた!VERSAパターで劇的にパットが良くなっちゃうかも
ODYSSEYのWHITE HOT VERSAパター 野村タケオのゴルフ実験室
みなさんこんにちは。ゴルフバカイラストレーターの野村タケオです。
パッティングで大事なことのひとつにアライメントがあります。いくら良いストロークができてボールの転がりが良かったとしても、向いている方向が悪いと絶対にカップインはしません。だから自分が目標に対して構えやすいパターを選ぶということが、けっこう大事になってくるんですよ。
そこで、アライメントの取りやすさを考えて作られたODYSSEYの「WHITE HOT VERSAパター」です。「WHITE HOT VERSAパター」の特徴はヘッド上面に黒と白の部分を交互に配置していること(VERSAアライメント)。その黒と白のコントラストにより、目標に対してスクエアに構えやすくなっているんですね。いったいどのくらい効果があるのでしょうか?実際にコースで試してみました!
<取材・文・写真提供> ゴルフバカイラストレーター 野村タケオ
WHITE HOT VERSAってどんなパター?
「WHITE HOT VERSAパター」で採用されている黒と白の「VERSAアライメント」、実は2013年の「VERSAパター」で初めて採用されているんです。今回は黒と白の帯の幅などを見直すなど、さらにアップデートして10年ぶりに帰ってきたということなんですね。
そしてもうひとつの特徴が、ソールウェイトをフェース寄りのトゥ・ヒールに配置していること。これにより重心を浅くしつつ、慣性モーメントもアップしているんです。フェース面にはもちろんホワイト・ホット インサートが採用されています。
ヘッドは5モデルが用意されています(ネック違いを含めると8種類)。シャフトはスチールシャフトとストロークラボが用意され、スチールシャフトのモデルはソールのウェイトが10gのステンレススチール製となり、ストロークラボの場合はソールウェイトが15gのタングステンとなります。
今回お借りしてコースで試したのは、基本的なブレードタイプの「ONE」と、今回からラインアップされた新しい形状の「TWELVE」です。
「TWELVE」には3モデルあります。
(1)ベントネック「TWELVE」、(2)ショートスラント「TWELVE S」、(3)センターシャフト「TWELVE CS」
今回は、ショートスラントの(2)「TWELVE S」をお借りしました。シャフトはどちらもストロークラボです。
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ブレードタイプの「ONE」を打ってみた!
まずは「ONE」を使ってみました。
構えてみると、フェース側から黒・白・黒の順にヘッド上部がペイントされています。この黒と白のはっきりとした色のコントラストにより、フェースの向きがとてもわかりやすいですね。
ターゲットに対してスクエアに構えやすく感じますね。僕はターゲットに向かってラインが入っているのもよりも、こっちのほうが真っすぐに構えやすくて好きですね。
打ってみましたが、打感は柔らかめながらもボヤける感じはなく、しっかりと打音もするので距離感は合わせやすい。
ストーロークラボシャフトのおかげか、テークバックからインパクト、フォローまでスムーズにストロークできます。
ミスヒットへの強さもかなり感じました。あえてトゥ側やヒール側でも打ってみましたが、方向性や距離のブレも少なかったです。これはやはり、重めのソールウェイトによる慣性モーメントの高さなのでしょうね。
黒と白のコントラストのおかげでけっこうシャープに見えるヘッドですが、打ってみると意外と優しいというところが素晴らしいと思います。ボールの転がりもとても良かったです。これはかなり気に入りました!
「TWELVE S」は残像効果で真っすぐ動かせる!
次に、マレットタイプでショートスラントネックの「TWELVE S」を打ちました。
これは、目標に対してボールとほぼ同じ幅の白いラインがペイントされています。ツーボールパターの丸い部分がラインになったようなイメージでしょうか。とにかくターゲットに対して構えやすいです。
打ってみましたが、打感や打音はほぼ「ONE」と似たような感じです。白いラインの残像効果もあり、ヘッドを真っすぐに動かしやすいです。
こちらもストロークフラボシャフトなので、かなりスムーズにストロークできますね。
大きめのヘッドですが、タングステンのウェイトがフェースよりのトゥ・ヒールに配置されているので、ヘッドの操作はしやすいです。
重心が深いとオートマチックには打ちやすいのですが、少し不自然な動きをしてしまうように感じる人もいるので、そういう人は浅重心のほうが狙ったところに打ち出しやすいでしょうね。
ショートスラントネックも少しヘッドをターンさせる動きがしやすいので、大型マレットでも少しヘッドをターンさせながら打つ人に良さそうです。
重心位置が浅いことで、マレット形状ながらブレードタイプのようなイメージで打てるパターだと思いました。
正しく構えられるだけで入る確率がアップする!
「WHITE HOT VERSAパター」の2種類のヘッドを打ち比べましたが、やはりどちらもターゲットに対してとても構えやすいです。
ターゲットに対して直角のラインと、真っすぐのライン、自分が構えやすい方を選べば良いんじゃないでしょうか。
アマチュアゴルファーの7割は、目標に対して真っすぐ構えられていないというキャロウェイゴルフのデータがあるようです。なので真っすぐ構えられるようになるだけで、もしかしたら劇的にパットが良くなる人もいるかもしれません。
ぜひ一度、自分がどのくらい真っすぐ構えられているのか試してみるといいんじゃないでしょうか。あ、個人的には、シャフトはストロークフラボのほうがテンポ良くスムーズにストロークできるので絶対おすすめです。
野村タケオ
ゴルフバカイラストレーター、野村タケオ。京都府出身。
様々なゴルフ雑誌やウェブサイト等にイラストやイラストコラムを寄稿。
毎週水曜の22時からYouTubeライブで生放送「野村タケオゴルフバカTV!」を放送中。
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