中古ショップはコロナ特需が続き、インフレ状態
2020年以降、新型コロナウィルス拡大の影響によって、新規ゴルファーは約100万人増えたと言われています(休眠ゴルファーの復帰を含む)。ゴルファーが増えれば当然、ゴルフクラブの売り上げも伸びて2021年、2022年はコロナ特需と言われるくらい中古ゴルフショップも好調でした。
2023年はコロナも落ち着きを見せて、徐々にコロナ前の日常に戻りつつあります。だから、「そろそろコロナ特需も終わりかな」と思ったのですが、中古市場においてはまだまだ特需が続いていて、1月、2月も前年比増のショップが多いようです。
特に大手の中古ショップでは、リモートワーク期間中に一時売り上げを落としていた都心のショップに、お客さんが戻ってきたようです。
- 2023年は売り手市場が続く
- 超人気モデルは新品より高い
- 発売期間が長いモデルは価格が落ちにくい
スコッティ・キャメロン、トラス、ボーケイなどが高値
それだけ特需が続いていることと、物価高の影響もあり、中古クラブの値段も少しずつ上がってきています。まず新製品より値段が上がってきているのがスコッティ・キャメロンのツアーモデルシリーズ。
これは日本だけでなく、韓国で大人気になってきたことで定価100万円のパターが150万、200万円と値段が上がっています。一般発売モデルだと『トラス』『ピン』『ボーケイ』のクラブが高値で取引されています。
まず、『トラス』に関しては2020年の大ヒット以降、需要に対して供給が追いついていないので、初代モデルは新製品のときより高い値段がつくことがあります。また『ピン』や『ボーケイ』は人気があるのはもちろんのこと発売サイクルが約2年間になっていることで、1年サイクルで新モデルを発表するテーラーメイドやキャロウェイと比べると値段が下がりにくくなっています。
ただし、クラブの価値がどんどん上がっている傾向が続いているので、『スコッティ・キャメロン』や『トラスパター』、それ以外の限定モデルを持っている人はまだ売らないほうが良いかもしれません。
中山功一セレクト 今月のオススメ中古No.1
タイトリスト ボーケイSM8
アクシネット ジャパン
歴代ボーケイシリーズの中でも名器と言われている『SM8』。2020年に発売されたモデルですが、今でも中古市場のウェッジでは人気ナンバーワンのモデルで値崩れする気配がありません。
性能的にもスピン量が安定していて、アマチュアゴルファーにとっても打ちやすいウェッジだと思います。
中山功一(なかやま・こういち)
かつてはフェスティバルゴルフでゼネラルマネジャーを務めるなど、中古クラブ業界に携わって約30年。ゴルフ雑誌での連載、中古ゴルフクラブ関連の著書も多数。テレビ東京系列「なんでも鑑定団」にも鑑定士として出演。




