「PARADYM 」ってどんなクラブ?

「PARADYM」シリーズの特徴はまず、360°カーボンシャーシ。これはフェース部分とソール後方のウェイト部分を除いたボディ部分を、2種類のカーボンで帯状に成形した一体構造のこと。

このことでヘッドの中央部分が従来よりも軽量化され、多くの余剰重量が生み出されました。その重量を「飛び」と「優しさ」のための適切な位置に配分しています。

そして、キャロウェイゴルフのドライバーといえば「AIフラッシュフェース」「ジェイルブレイクテクノロジー」です。もちろん「PARADYM」シリーズでもこのテクノロジーは継承されています。「AIフラッシュフェース」は今までのデータに加え、着弾地点のブレ幅を抑える新アルゴリズムを採用しています。

「ジェイルブレイクテクノロジー」は新デザインでさらに軽量化。ボディの剛性バランス維持とボールスピード向上をフェース全体で実現しています。

【ラインアップ4種類】
(1)スタンダードモデル:「PARADYM」
(2)つかまりのいい:「PARADYM X」
(3)軽量でヘッドスピード遅めでも楽に飛ばせる:「PARADYM MAX FAST」
(4)少し小ぶりで操作性の高い:「PARADYM ◆◆◆」

濃いブルーの部分が全て一体構造のカーボンになっています。(4)「PARADYM◆◆◆」は少し小ぶりで良い顔してます!

今回僕が試打したのは、一番スピンが少なそうな(4)「PARADYM◆◆◆」のロフト10.5度。シャフトはフジクラSPEEDER NX GREENの60Sです。

構えてみると、たしかに少し小ぶりに感じます。ヘッド体積は450ccですから、そこまで小さいヘッドではないのですが、ちょっとディープになっているので実際のヘッド体積以上に小さく見えるようです。

ヘッド形状は少し丸めですが、なかなかいい形です。っていうか、僕はこういう形が好きです。

ソールのフェース寄りに配置されているウェイトは約2g。そしてヘッド後方に装着されているウェイトが約14gとなっています。

だいたいこういう少しハードヒッター向けのモデルのウェイトは、フェース寄りのウェイトが重くて、重心深度が浅めになっているものが多いのですが、この「◆◆◆」は後方が重かったので少し驚きました。

もちろんこのウェイトは交換ができるので、前方を重くすることもできますね。

さっそくコースで使ってみました!

まず打感がめちゃくちゃ良いです。柔らかくてしっかりと球が一度フェースにくっつくような、気持ちのいい打感です。そして打音も少し低めで、あまり高い金属音ではありません。かなり玄人好みの打感と打音に感じました。

弾道の高さは、中高弾道というところでしょうか。ロフトが10.5度ということもあると思いますが、思ったよりは球が上がります。簡単に高弾道が出るわけではないですが、今までのシリーズの「◆◆◆」モデルを考えると、球が上がりやすいと思います。後方のウェイトが重めになっているおかげかもしれません。

つかまりも悪くないです。っていうか、つかまえようと思えばつかまえられるし、フェードを打とうと思えば打てるという感じ。今回はシャフトが「SPEEDER NX GREEN」だったので、僕が打つと中弾道フェードという感じでしたが、もっとつかまるシャフトを使えばドロー系のボールも打てそう。

飛距離性能ですが、これはけっこう高い。スピンが少なめで強弾道が打てるので、ランもしっかりと出て飛距離が出ます。

意外と難しくないんじゃない?

「◆◆◆」といえば、やはりヘッドが小ぶりだし、ハードーヒッターや上級者モデルというイメージなのですが、予想よりも優しく打てました。ロフト10.5度ならシャフト次第で、ヘッドスピード42m/sくらいでも打てると思います。

操作性が高いのでドローヒッターもフェードヒッターも使いやすいと思います。ただ、やはりボールの上がりやすさや、つかまりやすさ、ミスヒットへの強さなどを求めるのなら、ノーマルモデルの(1)「PARADYM」や、つかまりのいい(2)「PARADYM X」を選んだほうが良いと思います。

ロフト9度はそこそこのハードヒッター以外は手を出さないほうがいいでしょう。

すべての人におすすめできるモデルではないですが、強い球が打ちたい、ボールを少しコントロールしたい、スピン量を減らしたいという人はチャレンジしてみても良いかもしれません。

少し自分には難しいかな~と思っている人も、意外と打てるかもしれませんので、試してみてもいいと思います。僕は「SPEEDER NX」とか「VENTUS TR BLUE」を挿れて打ってみたいな~って気がします。かなり強い球で飛距離も出そうな予感がしますね~。

最後にオマケ

ソールとヘッド後方のウェイトを入れ替えて打ってみました。フェース側に約14g、ヘッド後方に約2gってことになります。差し引き約12gの重量が動くことになるわけですが、これはめちゃハードでした。全く球が上がりません。

さすがに、重心が浅くなりすぎるってことでしょうね。僕なんかのパワーでは全く歯が立ちませんでした。ヘッドスピードがめちゃくちゃ速い人だと、もしかしたら超強弾道が打てるかもしれないので、試してみると面白いかも。

野村タケオ

ゴルフバカイラストレーター、野村タケオ。京都府出身。
様々なゴルフ雑誌やウェブサイト等にイラストやイラストコラムを寄稿。
毎週水曜の22時からYouTubeライブで生放送「野村タケオゴルフバカTV!」を放送中。


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