バンス角8度はあり得ない!? 100切りしたいなら絶対コレ!というウェッジの選び方、教えちゃいます
ウェッジはパターと並んでショートゲームの要となるため、自分のレベルに合ったタイプを選ぶことが大切。そこで、100切りゴルファーに使ってほしいウェッジをプロ目線から紹介します。
バンス角12度以上でグースネックが絶対にオススメ
「100切りを目指すレベルのアマチュアにオススメというか、このレベルの人は絶対にこのタイプがいいと言えるのが、バンス角が12度以上でグースネックのウェッジですね」
こう話すのは若手女子プロの鶴岡果恋や澁澤莉絵留、村田理沙のコーチで、関東ゴルフ連盟チームKGAジュニア技術担当コーチもつとめる重田栄作プロ。
重田 「ウェッジがアイアンセットから外れて単品で揃えるようになってからはストレートネック、バンス角は少なめ、フェース形状が三角形といったアメリカンタイプのウェッジが人気です。これらのウェッジはプロの使用率が高く、また見た目や雰囲気がいいので人気が出るのも頷けます。ただ、100切りを目指す人にとっては難しいと思いますね」
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ボールが沈まない日本の芝は、ハイバンスがマッチする
重田 「ウェッジやパターといった主にショートゲームで使うクラブは使う人の感性や感覚、フィーリングによるところが大きいです。そのため、100切りレベルの人がストレートネックでローバンスのウェッジを使っても構わないのですが、さまざまなコース、ライ、条件でプレーをしてきたプロの僕からすると『もっとやさしいウェッジでいいんじゃない?』と思ってしまいますね」
「日本のコースの多くはフェアウェイやラフが高麗芝や野芝なので、ベント芝のようにボールが沈むというケースはあまりありません。沈まないライなら、多少ダフり気味になってもソールが滑ってくれるハイバンスのほうがミスになりにくいです。それにハイバンスのウェッジはバンカーショットでも、バンスの効果でラクにボールが出ます」
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重田 「バンス角が8度とか10度のウェッジを使っている100切りレベルのアマチュアもよく見かけますが、正直『そのバンス角だと、あなたのレベルじゃ大ダフりとか、チャックりでしょ』とつい思ってしまいます。
バンス角が少ないウェッジできれいにボールコンタクトさせるのは、相当な腕がないとできないもの。ですので、このレベルでバンス角8度はあり得ないですね」
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