「D1」はアイオノマーカバーの飛び系ボール

「D1」ボールのロゴ。フォントが少し太めのような気がします。

「D1」は2ピース構造のボールです。

反発力が高い上にロースピン性能が高い「ロースピンラバーコア」と、高反発・高耐久アイオノマーカバーの組み合わせで、非常に飛距離性能の高いボールとなっています。

ディンプルは強弾道を可能にする368ディンプル。2022年に発売されたものが現行モデルとなっています。

「D1 SPIN」はウレタンカバーで、飛びとスピンの両立

「D1 SPIN」ボールのロゴ。こっちのほうがスッキリとしたフォントのように見えます。

ツアーボールと呼ばれるプロが使用するタイプのボールは、ウレタンカバーが使われています。この「D1 SPIN」も同じ素材のカバーを使用しているので、スピン性能は高くなりそうな気がしますね。

しかし、ツアーボールはほとんどのものが3ピース構造となっているのですが(4ピースのものもあります)、「D1 SPIN」は2ピース。2ピース構造でウレタンカバーというボールは今まであまり見たことがないので、いったいどんな性能になっているのか楽しみです。

「D1」はシッカリ打感でアプローチスピンはほぼなし

まずは「D1」ボールを打ってみました。

このボールは何度もコースで試しているのですが、打感は少し柔らかめながら、少しゴツっと手に来る感触がありますね。弾道は少し高めで、ランも多めになるので飛距離性能は高いです。アイアンショットでも手にズッシリ感が少しあって、弾道は高めです。

グリーン上では球の高さもあって、まあまあ止まるかなって感じ。ただグリーン周りからのアプローチではほぼスピンはかかりません。インパクトでポンッと高めに出て、スピンがかからずコロコロと転がります。でも、最初からこのくらい転がることを想定して使えば、十分に使えると僕は思います。

スピンがかかったり、かからなかったりでは距離感が掴めないですから、最初から転がる前提で使えばいいわけですよ。でもスピンがかからないと寄せにくいシチュエーションもあるので、そこは仕方ないですね。パターでは柔らかめですが、しっかりと重みのある感触もあります。

「D1」は打感や飛距離性能を考えると、よくできたボールだと思います。しかもあの値段で買えるというのは、本当に恐ろしいコスパの高さだと思います。こりゃ売れるわけです。

「D1 SPIN」は飛距離も出るし、スピンはキュキュッと

「D1 SPIN」もラウンドで使ってみました。

まずデザインですが、HONMAロゴの感じはとてもいいですね。しかし「D1 SPIN」のターゲットっぽいロゴに関しては、個人的にはイマイチです。もう少しシンプルにして欲しかった。でも気にならない人もいるでしょうし、ラウンド中に自分のボールとわかりやすいから好きって人もいるようです。

ドライバーショット

まずドライバーショットで使ってみると、打感は「D1」にけっこう近く、柔らかめで手にもズッシリときます。こっちのほうが少し柔らかいような気がします。

弾道は「D1 SPIN」のほうが少し低めで、飛距離は「D1」とほぼ同じくらいじゃないでしょうか。「D1 SPIN」のほうが飛距離が少し落ちるのかと思いましたが、ほぼ同じ感じで驚きました。ドライバーでのスピン量は少なめで、曲がりも少ないと思います。

アイアンショット

アイアンショットでもフェースに乗る感があり、重みも少し感じます。弾道は「D1」よりは少し低い感じですが、グリーン上ではちゃんと止まっていました。やはりしっかりとスピンがかかっているようです。

グリーン周りのアプローチでは、低めの弾道でキュキュッとスピンがかかります。ツアーボールと呼ばれるようなボールと比べても、ほぼ遜色がないようなスピンですね。

「D1」よりも打感は柔らかいし、フェースに乗る感じもあります。正直、ここまでスピン性能とコントロール性能があるとは思わなかったので驚きました。これなら、いろいろな種類のアプローチショットができそうだと思いました。

パットでは「D1」よりも少し柔らかく、軽めの感じがしました。でもコツっとした打感はあるので、距離感は合わせやすいです。

「D1 SPIN」は予想以上に出来がいいっす!

使ってみる前は「D1」に少しだけスピン性能をプラスしたようなボールかと思っていました。でも実はそういうボールが以前、「D1プラス」という名前で売られていたんですよ。そのボールはウレタンカバーではなかったので、ほんの少しスピンがかかる程度でした。しかし今回はウレタンカバーになり、かなりスピン性能がアップしています。もう本当にツアーボールに迫るくらいのスピン性能です。

で、僕が普段使っている某社のツアーボールとアプローチの打ち比べをしてみたのですが、本当にかなり近い挙動をしていました。しかし僕の感覚では「D1 SPIN」は少しだけ球離れが速く、打ち出しもほんの少しですが高くなる気がしました。

ツアーボールのほうが球持ちが少し良く、打感も柔らかく、打ち出しの高さやスピードも安定感があるように思いました。ただ、これも打ち比べるから思うことであって、「D1 SPIN」だけで考えると十分なスピン性能なんじゃないかと思います。

こりゃまた大人気になりそうなボールですね~

2ラウンドほど「D1 SPIN」を使ってみましたが、スコアも良かったし、寄せワンもけっこう取ったし、十分普通に使えるレベルのボールだと思いました。使う前に予想していたよりも、かなり良かったです。

「D1 SPIN」の価格は1スリーブ990円。「D1」は1ダース2,640円ですが、「D1」3スリーブと「D1 SPIN」1スリーブが入った「D1プロモーションパック」が同じ2,640円で数量限定発売されているので、これはお得です。

ツアーボールを使っている人がこれに変更してもいいと思うし、飛び系2ピースからスピン系に変えてみたい人にもいいんじゃないでしょうか。このボールもまた売れそうな気がしますね~。

野村タケオ

ゴルフバカイラストレーター、野村タケオ。京都府出身。
様々なゴルフ雑誌やウェブサイト等にイラストやイラストコラムを寄稿。
毎週水曜の22時からYouTubeライブで生放送「野村タケオゴルフバカTV!」を放送中。


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