10年以上前のアイアンセットじゃ売ってもどうせ値段がつかない…なんてことはない!売るときは"紙ヤスリ"がポイント!?
中古クラブ売買の裏ワザ教えます!Vol.33
中古クラブの世界で30年!中古クラブに関する知識において、レジェンドと呼ばれる中山功一氏が中古クラブの得する扱い方を伝授します。
GOLF TODAY本誌 No.611/72ページより
古いアイアンを高く売る裏ワザは紙ヤスリ!
今回はアイアンセットを売るときの裏ワザを紹介します。10年以上前のアイアンセットだと全く値段がつかないと思っている人が多いのですが、そんなことはありません。中古ショップに行っても、ドライバーは最新モデルが並んでいますが、アイアンは10年前のモデルも置いています。
それは古くても購入するお客さんがいるからです。お店側としても、人気のあるアイアンセットは古いモデルでも仕入れておきたいのです。ただし長く使い込んだアイアンセットはキズや汚れも多いと思うので、そのままお店に持ち込んでも安く買い取られてしまいます。売る前には、自分で掃除することがポイントです。
お手入れ方法
まずアイアンの場合、ヘッドがステンレス素材であれば紙ヤスリ(サンドペーパー)でこするだけで綺麗になります。昔から中古ショップの店員もお客さんから購入したアイアンを紙ヤスリで磨いてお店に並べています。紙ヤスリの中でも通称「320番」と呼ばれるサンドペーパー320が、アイアンヘッドを研磨するにはオススメです。
そしてグリップは台所用の中性洗剤を使って、ゴシゴシ洗うだけで汚れを落とすができます。ちなみにウッドの場合は、3Mの研磨スポンジ(3Mスコッチブライトヘアラインパッド)を使うとフェースやクラウン部分はかなり綺麗になります。これも業務用の裏ワザです。
この研磨スポンジはロゴやカラーリングのデザインが入ったところだと装飾を削ってしまうので使用できませんが、中古ショップのベテラン職人はデザイン部分をマスキングして上手く掃除しています。
- ステンレス素材のアイアンは紙ヤスリで研磨
- ドライバー系は特殊スポンジで磨く
- グリップはキッチン用の中性洗剤でお手入れ
『ゼクシオ』や『キャロウェイ』は10年前のモデルも人気
アイアンに関しては『ゼクシオ』『キャロウェイ』『ミズノ』『タイトリスト』は古いモデルでも需要があります。特に2012年モデルの『ゼクシオセブン』や2011年に発売された『レガシーブラック』などはまだまだ人気がありますので、お手入れすれば高価買取りの可能性もあるでしょう。
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中山功一(なかやま・こういち)
かつてはフェスティバルゴルフでゼネラルマネジャーを務めるなど、中古クラブ業界に携わって約30年。ゴルフ雑誌での連載、中古ゴルフクラブ関連の著書も多数。テレビ東京系列「なんでも鑑定団」にも鑑定士として出演。
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