リンクスのマスターモデルはまさに二刀流!フェアウェイではバンスが効かず、開くとバンスが効く万能ウェッジ
中古ゴルフクラブ業界に携わって30年の“中古クラブ専門家・中山功一”が、旬な中古クラブ情報や購入時に参考となる豆知識などをお届けするコラムです。今回は、リンクス(Lynx)のマスターモデルとピン(PING)のアイⅡアイアンについてお話します。
リンクス・マスターモデルとは
リンクス(Lynx)のマスターモデルは1971年に発売されたアイアンのウェッジで、フェースラインが独特な形状をしています。S字を描くような出っ歯に見えますが、フェアウェイではバンスが効かず、開くとバンスが効く万能なウェッジなのです。
名だたるトッププロも愛用し、青木 功、ジャンボ尾崎、倉本昌弘など"マスターモデルではないと…"といって、何本もスペアを持っているほどでした。
ピン・アイⅡアイアンモデルとは
ピン・アイⅡアイアン(画像提供/anser freak)
その後、1982年にピン(PING)からアイⅡアイアンが発売されました。
このウェッジも名作で、リンクスほどは歯が出ていないのですが、フェアウェイからもバンカーからも万能です。
当時、ステンレスモデル(S/T)とベリリウムカッパーモデル(B/C)が発売され、B/CモデルのSWとLWはプレミアが付くほど人気でした。
現在でも、リンクス・マスターモデルやピン・アイⅡモデルの形状を踏襲したモデルが発売されています。
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