そもそもカーボンとは

  • (写真/ゴルフトゥデイ編集部)

カーボンとは炭素のことで、元素記号はC。

シャフトには炭素繊維(カーボン繊維)をシート状にして、シャフトの芯に巻き付けて生産されています。本間ゴルフの酒田工場(山形県)へ見学に行った際に、ビックリしたことがありました。

カーボンのシートを、手作業で芯に巻き付けているのです!てっきり機械で生産しているかと思っていましたが、職人技で次々と巻いて、最後にチタン繊維のシートを巻いてでき上がりです。これには驚きました。

昔のシャフトには、背筋と呼ばれる巻き付けの重なりがあり、シャフトの中を覗いてみるとバックラインのような線が見えます。これを背筋と呼んでいました。シャフトにこだわるお客さんには、背筋を上にして…とよく言われました(※現在のシャフトは真円で、背筋はないと思います)。

トルクとは

簡単に説明すると、シャフトのねじれのことを差します。4.0度/360度のように、どのくらいねじれるかの数値です。

メーカーのカタログのシャフトの部分に、トルク3.0や5.0と記載があります。基準としては、60~70グラム程度でトルク4.0~5.0は、一般ゴルファー向けのシャフトであると覚えておいてください。

50グラム前後でトルク6.0のシャフトは、軽くてねじれが多いシャフトです。このような数値のシャフトはヘッドスピード40m/s以下で、アベレージヒッター向け。逆に、80グラム前後でトルク3.0のシャフトは、ハードヒッター向けのシャフトになります。

● トルクが多い=ボールが捕まりやすい
● トルクが少ない=ボールが曲がりにくい

キックポイントとは

シャフトがしなる位置を差します。しなる位置は、ヘッド寄りの数センチの部分です。

先調子、中調子、手元調子、全体しなりなどシャフトによって特性が異なります。スイングタイプによって選ぶことが重要です。
私の経験値からおすすめは…

● インパクト時にタメの解けが早いゴルファー:先調子
● タメの解けが遅いゴルファー:中・手元調子

シャフトメーカーによって跳ね返りの速度が違うので、試打して選ぶことをおすすめします。

シャフト重量

シャフト重量は、総重量とスイングバランスに関係します。

ヘッド(200グラム)+シャフト(50グラム)+グリップ(50グラム)=300グラム/D1

上記のように、自分のスイングスピードに合った選択をしましょう。

シャフトの硬さには基準はない!

各メーカーのシャフトに「R」「SR」「S」「X」などの硬さ表示があります。振動数やベント値と呼ばれる計り方をしています。しかし、各メーカーで統一された基準はなく、同じRでもしなりが違います。

俺は「R」だ!という固定概念はなくしてください!このモデルは「R」だけど、違うモデルでは「SR」だな…と、モデルによって違う硬さを選んでこそ正解なのです。

スリーブ付きシャフトは買いです!

最近ではヘッドとシャフトの接合部にスリーブがあります。このスリーブは、メーカーごとに統一されていますので、スリーブだけ手に入れれば自分でシャフトを入れることができます。

中古クラブショップでもスリーブ付きシャフトの買取・販売を行っていますので、お気に入りのシャフトが入ったスリーブ付きシャフトを見つけたら買いです!

中古販売相場は?

ツアーAD系

ねばりがありタメが作れる中~上級者向け
中古シャフト販売相場(スリーブ付):2万8380円~1万5180円

フジクラ系

跳ね返りが早め、インパクトでほどきが早い方向け
中古シャフト販売相場(スリーブ付):1万7380円~1万2980円

三菱ケミカル系

クセが少なく全体的にしなるイメージ、ワンピースでスイングする方向け
中古シャフト販売相場(スリーブ付):1万9850円~1万4080円

\それでは、あなたのゴルフライフにGood luck!/

中山功一(ナカヤマ コウイチ)
かつてはフェスティバルゴルフでゼネラルマネジャーを務めるなど、中古クラブ業界に携わって約30年。ゴルフ雑誌での連載、中古ゴルフクラブ関連の著書も多数。テレビ東京系列「なんでも鑑定団」にも鑑定士として出演。


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