バッグに入っているだけでニヤニヤしちゃうくらいカッコいい!PINGの「i CROSSOVER」は飛距離が出るし強い球も打てる
野村タケオのゴルフ実験室
みなさんこんにちは。ゴルフバカイラストレーターの野村タケオです。
みなさんのバッグにはロングアイアンって入っていますか?僕は一応5番アイアンから入っていますが、少しやさしいモデルにしています。そしてユーティリティクラブの4番を入れているのですが、個人的にはアイアン型が好きなんですよ。やっぱアイアン型のほうが方向性が出しやすく感じるし、球の打ち分けとかやりやすいんですよ(できないけどね笑)。ってことで、今年の1月に発売されたPINGの「i CROSSOVER(i クロスオーバー)」という中空アイアンをコースで試してみました!
<取材・文・写真提供 ゴルフバカイラストレーター 野村タケオ>
「i クロスオーバー」ってどんなクラブ?
「i クロスオーバー」は中空構造のアイアンで、2・3・4番だけの展開となっています。アイアン型ユーティリティという感じではなく、形状的には完全にアイアンですね。
しかし前作よりも約8%低重心にすることでボールが上がりやすく、優しく飛ばせるクラブになっています。
ヘッドはハイドロパールマットブラック仕上げで、とても締まって見えてカッコいいです。ヘッドの素材は17-4ステンレススチールで、フェースがFORGEDマレージング鋼C300となっています。フェース面の溝は各番手ごとに溝の角度、間隔、本数を最適化し、あらゆるシチュエーションで最適なスピン量で狙えるようになっています。
またフェースのたわみを増やし、理想の高さで強弾道を生み出します。ヘッド内部には新サウンドリブを配し、全番手で心地いい打感と打音を実現しています。
また前作にはなかった8ポジションの調整機能を搭載し、ゴルファーが求める弾道と飛距離、コントロール性を実現しています。
飛距離コントロルール性能が更にアップ!PING「i230アイアン」「i CROSSOVER」登場
PINGからiシリーズアイアンの最新作「i230アイアン」「i CROSSOVER」が登場。2023年1月19日より発売される。
シャープなヘッドで構えやすい
まず構えてみると、ヘッド自体はそんなに小さくはないのですが、黒いヘッドでトップブレードも少し薄めになっているために、けっこうシャープに感じます。少しグースネックになっていますが、個人的にはつかまりやすいイメージが出るので嫌いじゃないです。
ヘッドは黒いのですが、フェース面はグレーっぽい色なのでフェース面の向きがわかりやすく、目標に対しては構えやすい。簡単にポーンと上がってくれるというよりは、少しヘッドをコントロールして球筋を作りたくなる顔だと思います。
バックフェースのデザインもシンプルでシャープだし、とにかくカッコいいクラブだと思います。これがバッグに入っているだけで、ニヤニヤしちゃうタイプのクラブですね。
シャフトは2種類のカーボンを試打!
今回僕が試打したのは2種類のカーボンシャフト。ともにPING純正の(1)「ALTA J CB BLACK」と(2)「PING TOUR 2.0 CHROMEクローム 85」です。
(1)「ALTA J CB BLACK」は日本専用の高弾道シャフトでフレックスSだと重量65g、トルク2.3の中調子となっています。少し柔らかめのシャフトですね。
(2)「PING TOUR 2.0 CHROMEクローム 85」は、しっかりと叩ける中弾道用シャフト。フレックスSで80g、トルク2.3の中元調子となっています。これは重量もあるし、けっこうしっかりとしたシャフトです。
カーボンシャフト以外にもスチールシャフトが数種類カスタムで用意されていますが、今回はカーボンシャフトだけを試打しました。
次ページ:2種類のカーボンシャフトで試打した感想
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