Q:ミスの原因が分からなくてプレー中は考え込んでばかりいます

A.ミスの原因に答えはないも同然。とにかく前を向いてプレーしましょう!

過去を引きずるとミスの連鎖を引き起こしやすい。ミスの原因はないも同然だから、「考えても分からないよね」と思えば色々な面でラクになり、ショットに好影響が生まれやすい。

アマチュアの方々のラウンドレッスンでいつも思うのは、一度ミスが出てしまうと後ろばかり見ようとする人がすごく多いということ。

アイアンでシャンクが出たとします。
ミスしてもプレーが続いているのですから次のショットをどう打つかに意識を持っていかないとダメなのに、「何であそこであんなミスが出たんだろう?」と気持ちが後ろ向きのままではミスが尾を引いてしまうことになります。

ご質問の方もそんなパターンを繰り返しているのでしょう。

ダフリが出たら「今はどうしてダフったのでしょうか?」と聞いてくる人もいますが、考え方のポイントとしては「答えは分からない」に尽きると思います。

これがダフった原因かな?と思える事項はいくつかあります。すくい打ったからダフったのかもしれないし、あるいはピンを狙いすぎてプレッシャーからインパクトが緩んでダフったのかもしれない。

後ろばかり見ても良いことはなく、逆効果になるだけ

そんなときは「今はクラブが少し下から入ったようですから、もうちょっと上から入れるイメージで打ってみましょう」などとアドバイスはしますが、それが正しいかどうかは「分からない」。もしかしたらコレが原因かもしれないという仮定でしかなくて、本当の答えは検証のしようがないわけです。

ピンを真っすぐ狙ったら左に引っかけてしまった。それを次はもう少し右を向いて構えればピンの方に打てるかといえば「分からない」。右を向いたら今度は右に曲がってしまうかもしれない。そういうこともあるわけで、すべての答えは「分からない」のです。

あそこであんなミスが出なければと反省するのはラウンド後にやるべきで、プレー中はミスの原因を深く探るのはやめましょう。「いくら考えていても答えは見つからない。考えても分からないから次に行こう!」と思えるようになることです。そうすれば気持ちの切り替えがラクですし、次のショットに集中しやすくなります。





北野正之(きたの・まさゆき)
1966年5月18日生まれ。93年プロ入り。松原ゴルフガーデン(埼玉県草加市)やサザンヤードCC(茨城県水戸市)などで多くのアマチュアをレッスン。



スコア80台でラウンドするためのゴルフ学

VOL.55 マネジメント編

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