アプローチで不要な体重移動をしていない？距離感が合わず失敗続きなのは、それが原因だった

巷で人気の個性豊かなティーチングプロが、ワンポイントに絞ったレッスンで、アマチュア読者のお悩み解決に挑む！

ゴルフトゥデイ本誌615号／126〜129ページより
協力／トータルゴルフフィットネス 　取材／平山 讓 　撮影／圓岡紀夫

今月のアマチュア、伊藤剣さんのお悩み

伊藤剣さんのお悩みは…

アプローチがとても苦手で距離感が合わず苦労しています


振り幅を調整してこのくらいの幅なら何ヤードと決めているのですが…

今月のお助け隊員／赤坂友昭プロ
アプローチのお悩みワンポイントに絞って解決しましょう！

伊藤剣さん
よろしくお願いします！

伊藤さんのアプローチを見てみましょう！

鍛えられた体格でドライバーは飛びそうですね！でもアプローチに体重移動は必要ないですよ！

主な原因はココだ！！

アプローチに不要な体重移動をしてしまい、打点が安定せずに上体を使わず手だけでウェッジを操作していて距離感が合わせにくくなっていた！

アプローチなのに体重移動をしてしまっている！

（写真左）通常のショットのようにテークバックで右に体重を移動しているが

（写真右）アプローチは体重を左に乗せたままでいいんです！

胸と手の動きがシンクロしておらずズレてしまっている！

（写真左）胸をあまり動かさず、手だけでテークバックしてしまっているが…

（写真右）胸もしっかり回して手とシンクロさせる！

ワンポイントレッスン

目標を見ながら素振りをくり返して距離感を養おう！

ここをチェック！

【ターゲットを見てから振り幅を決めてみよう！】

（写真左）球を見ず目標を見てヘッドを動かしてみる！

（写真右）振り幅は目標見た感覚を大切にする！

【目標からフォームを作れば体重移動も不要になる！】

（写真左）目標が意識から消えると余計な動きをしてしまいがち

（写真右）目標が意識されると動きはシンプルになる！

さらに！ミス撲滅のための今回のドリル【ワッグル手首柔らかアプローチ】

【カンタンな練習の繰り返しでミスを減らしましょう！】

グリップを飛球線方向に「前へ、前へ」というワッグルをまずはくり返します。これによって柔らかくなった手首を、もとのグリップ位置に戻し、同時に、球をポーンと軽く打ってみましょう。
距離は10ヤードくらいでOK。余計な力を入れないからミスが減りますよ。

お悩み解決！

Before
右足体重だったアプローチのインパクトが…

After
左足重心でハンドファーストのインパクトに！

今回のお助け隊員

数多くのプロに教える理論をアマチュアにも

プロ時代からトータルゴルフフィットネスにてトレーニングを学ぶなど精力的に活動。巷にある感覚論にも疑問を感じ、コーチに転向後は、クラブ力学・物理学・運動力学という根拠のあるものを日々追求。現在は東京ゴルフスタジオ、トータルゴルフフィットネスにて、数多くのプロに教えている理論を、わかりやすくアマチュアにも指導している。

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