バンカーに入ったら入口を探し、そこにレーキを置いてバンカーへ

バンカーに入れてしまうと、ほとんどの人がガッカリするはず。さらにボールのところに行き、シューズ跡の中にボールがあったりするとめちゃくちゃショックですよね。

後続プレーヤーにはそんな悲しい思いをさせないためにも、バンカーから脱出したらきれいに砂をならしておくというのが、最低限守らなければいけないマナーです。

しかし、アマチュアゴルファーの中にはその気持ちはあっても、砂をならすレーキを使い方がよくわかっていない人もいるようです。そこで今回は、正しいレーキの扱い方を紹介しましょう。

まず、バンカーに入ったら入口を確認します。

●バンカーの入口とは…アゴが低いところで、ボールのあるところから近いところ

高いところから入ると砂が崩れるので、多少ボールから離れていても、必ず低いところから入るようにしましょう。そして入口を見つけたらそこが出口にもなるので、その付近にレーキを置いてバンカーに入ります。

ギザギザで荒ならしをして、平らな面で表面を整える

次に、砂のならし方について。レーキにもいろいろ種類があるのですが、ゴルフ場でよく見かけるのは片側がギザギザになっていて、もう片側が平らになっているタイプ。

(1)最初にギザギザのほうで、全体的に表面を掻くようにならしていきましょう。深く掘りすぎると砂の量が変わってしまうので気をつけて。

(2)そのあと平らなほうを使って、表面をやさしくなでるように整えたら砂ならし終了。ギザギザで砂をならし、平らなほうで表面をツルツル(とまではいきませんが)にするというのが正しいならし方です。

正しいならし方の詳細

なお、ならす時は押してから引くというのが正しい使い方。凹凸を一度崩したあと、奥にたまった砂を引き戻して平らにするというのがきれいにならすコツです。

また、スタンスやボールを打ったあとの凹みをならしたら、出口のほうに後ずさりしながら“押し引き”を繰り返しましょう。

そうすれば、入口からボールまでの足跡も消すことができます。

レーキの置き方にもマナーあり

バンカーから出たらレーキをバンカー周辺に置くわけですが、そのへんにポイはNG。置き方にもいくつかのマナーがあります。大事なのは3つ

(1)レーキの柄が進行方向と同じ向きになるように置くこと。
(飛んでくるボールがレーキに当たる確率が低くなるから)

(2)フェアウェイや花道と反対側に置くこと。
(できるだけプレーの邪魔にならないようにするため)

(3)できるだけ入口(出口)の近くに置くこと。

この3つが守られていればOKです。

なお、レーキの置き方にはレーキをバンカーの外に置く「外置き」と、レーキの一部をバンカー内に置く「内置き」とがありますが、どちらを採用するかはゴルフ場次第です。一般的に外置きのほうが多いのですが、初めてのコースにいったら一応どちらかを採用しているかを確認しておいたほうがいいでしょう。

バンカー内にレーキを持ち込む際の注意点

最後にもうひとつ。最近はルール上、バンカーショットの際にバンカー内にレーキを持ち込めるようになりました。ただし、その時に下記のような行為があると2打罰になるので、注意が必要です。

● その際、砂の状態の確認をしているように見なされる行為
● 一度置いたレーキを別の場所に移動させる

バンカー内へのレーキの持ち込みは、プレーファストの観点から認められるようになったのですが、よほど大きなバンカーで、入口から遠くにボールがある場合以外は、持ち込まないほうがいいかもしれませんね。

冒頭で言ったように、バンカーならしは次にプレーをするゴルファーを悲しませないためにやるもの。「とりあえずならしておこう」ではなく、人の気持ちも考えてならしましょう。

文・真鍋雅彦(まなべ・まさひこ)

1957年、大阪生まれ。日本大学芸術学部卒業後、ベースボール・マガジン社に入社。
1986年に退社し、フリーライターとしてナンバー、週刊ベースボール、ラグビーマガジン、近代柔道などで執筆。

ゴルフは、1986年からALBAのライターとして制作に関わり、その後、週刊パーゴルフ、週刊ゴルフダイジェストなどでも執筆。現在はゴルフ雑誌、新聞などで記事を執筆するほか、ゴルフ書籍の制作にも携わっている。