100切りが目標の神田美優がクラブフィッティングをしたら、100切りにどのくらい近づける?
マルチタレント神田美優の100切りチャレンジプロジェクト フィッティング編(1)
ゴルフサプリ編集部が新たに手掛ける100切りチャレンジプロジェクトがスタート。第1弾のテーマは「レディースゴルファーがクラブフィッティングだけで100を切れるのか?」。挑戦するのはゴルフ大好き、モノマネからアクション、殺陣までなんでもこなすマルチタレントの神田美優さん。それではさっそくはじめよう!
撮影協力/PING FITTING STUDIO 武蔵浦和 撮影/相田克己 文/岸和也
PART1 神田美優はクラブフィッティングで100切りに近づきたい!
ACT1:神田美優の100切りプロジェクトはアイアンのフィッティングからスタート
「ダフらないこと」に的を絞ってフィッティングを開始
今回協力いただいたのはピンゴルフジャパン。PING FITTING STUDIO 武蔵浦和(埼玉県)で、フィッターのもとドライバーからパターまで徹底したフィッティングをしてもらった。
クラブをトータルでフィッティングする場合、ピンゴルフジャパンではアイアンからスタートする。まずはカウンセリングから。いま使っているクラブの使用感、問題点や直したいところ、望みなどを聞き取りカルテに書き込んでいく。
「いま使っているアイアンは楽天の通販で買ったパーソンズのレディースハーフセットです。軽くて使いやすいことは使いやすいんですけど、右に飛ぶのとダフるのが悩みです。もっと高い球も打ちたいですが、思ったように打球が上がりません」と神田さん。
悩みが尽きないようだが、ひとまずは最も改善したいと望むダフりの防止にポイントを絞ってフィッティングを進めることになった。
そして、100切りチャレンジプロジェクトに挑戦するマルチタレントの神田美優さんのプロフィールは以下の通り。
神田美優(かんだ・みゆう)1996年10月13日生まれ、群馬県出身。桜美林大学芸術文化学群演劇専修を卒業後タレント業をスタート。2019年に中元雄監督作品『スマホ拾っただけなのに』に出演。映画女優、舞台女優としても活躍中。ゴルフは始めて約1年でスコアは100~115あたりを行ったり来たり。
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イケメン「i230」に惹かれつつも、実をとって「i525」に決定!
モデル選びはヘッド選びから。これについては細かい機能より見た目重視。構えた時に“当たりそう”というイメージが湧くのは女子でも結構大事らしいが、この点については「やっぱりイケメンヘッドがいいよね!」ということでフィッターの小森真帆さんとも意見が一致。女子はやっぱりイケメンが好きなのね。
こうしてセレクトされたのは「i230」「i525」「G430」の3つのヘッド。シャフトは特に要望がなかったので、今使っているクラブの振りやすさを継承しつつ、球がつかまって上がりやすいカーボンシャフトでテストすることになった。
以下は3つのヘッドを打った神田さんのインプレッション。いずれも7番アイアンのものだ。
「i230はすっごくイケメン。3つの中では一番カッコいいので絶対使いたい。でも、ちょっと重くて振りづらいのと、距離が108ヤードとイマイチ。カッコいいから後ろ髪を引かれるなぁ……、なーんて思ってi525を打ったらすごく良くてビックリ仰天!
i230ほどイケメンじゃないけど、インパクト音が耳に心地いいし、何よりちゃんと当たって飛んでくれた。距離も120ヤードも飛んでいて、イケメンのi230もどっかにフッ飛んじゃいました。i230ごめんね(笑)。
最後にG430を打ちましたが、なぜかよくわからないけど打つ前にドキドキしちゃいました。見た感じがちょっとゴツいからかな。そんな心理状態で打ったせいか、あまりうまく打てませんでした」
小森さんいわく「データを見る限り、弾道が一番良かったのはi230でしたが、神田さんが言う通り飛距離不足。トータルで考えるとヘッドはi525が良さそうですね」とのこと。
なーんだ。結局、花(見た目)より団子(結果)ってことですね。
長さ、ライ角が決まってから最適なシャフトを合わせる
ヘッドのモデルが決まったら長さを決める。ピンゴルフでは真っすぐ立った状態で手首の内側から地面までの長さを測り、その数値を独自のチャートに当てはめてシャフトの長さを決定している。
神田さんは手首から地面までが30インチ。身長の156センチに靴底の厚さ3センチをプラスした159センチを加味して、標準より1インチ短い37インチ(7番)になった。
お次はライ角。これはソールにシールを貼ったクラブでライボードというプレートの上に置いたボールを打ち、どこが擦れているかを見てアップライトにするかフラットにするか、はたまたそのままでOKかを見極める。ダフりを撲滅したい神田さんにとっては重要なファクターだ。小森さんは言う。
「ライ角が適正よりもアップライトだとインパクトでトゥ側が上がった状態でソールが地面に当たるので、ヘッドの抜けが悪くなります。神田さんもそうなっている可能性があります」
ということでアップライト系から打ってみたところ、案の定ソールのヒール側に擦れ跡がついた。最終的に選ばれたのは標準より2度フラットなライ角。ピンのカラーチャートでいうところのオレンジになった。
シャフトは軽くて振りやすいスピーダー NX 45をセレクト
正式に装着するシャフトはここまできて選ぶ。すでにいい感触で振れていたのでポイントは重さだけ。やや重めのシャフトを試してみたところ、
「重めにしても振った感じは軽い。ヘッドが効いているのかな。でも、データを見たらボールが上がっていないので、軽めの方がいいみたいです」
との感想。替えてみたらボールが上がったので、最終的にスピーダー NX 45になった。
ここまできたらグリップを決めるのみ。基準になるのは手首内側のシワから中指先端までの長さと同中指自体の長さ。これによってグリップの太さが決まる。あとは握り心地でブランドを選べばOK。
ちなみに「i525」の場合、GP360 LITE TOUR VELVET ROUND(バックライン無し)が標準スペックとなっている。
さて、今回はここまで。次回はウッドとパターのフィッティングの様子をお届けする。神田美優は100切りに近づきつつあるのか?
「i525」ってどんなアイアン?
2022年に発売されたモデルで、ブレードタイプアイアンのようなシャープな形状に飛びとコントロール性能がジョイント。高弾道の飛びと寛容性を兼ね備えたピンを狙える新飛び系アイアンだ。
フェースには極薄で高強度のマレージングC300を採用。周辺部が中心より薄い構造になっておりミスヒット時にも飛距離のロスを抑えてくれる。また、ソールに独自のアンダーカットを施してインパクト時のフェース下部のストレスを軽減。これによりフェースのたわみ効果が最大限に発揮され、球が楽に上がるとともに飛距離も出るようになった。
【マルチタレント神田美優の100切りチャレンジプロジェクト フィッティング編1/2】
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