3番ウッドだけバッグの中でホコリを被ってない?2オンも夢じゃないかも…な地味だけど効果的な練習法
セカンドショット以降で飛距離を稼ぎたいときに活躍する3番ウッド。でもアマチュアにとっては、打つのがなかなか難しい番手。そこで、どうしたら大きなミスなく打てるようになるのか?そのポイントを重田栄作プロに聞きました。
バッグに入ってはいるけれど出番ナシ。そんな人が大勢いるんです
今日イチのティショットがフェアウェイをキープ。グリーンまでは残り約190ヤード。ライもいいし、グリーン周辺にハザードもない。迷うことなくバッグから3番ウッドを抜いてアドレスに入る。自分に期待を込めてクラブを一閃。
ところが、期待とは裏腹に結果はダフってチョロ…。「いつもこうだ…どうしたら3番ウッドがうまく打てるんだろう…」
100切りを目指すレベルの人や、たまに100が切れるというレベルの人は、フェアウェイウッドを苦手にしている傾向が。特に3番ウッドがうまく打てないという人はとても多く、バッグには入っているものの出番はナシという人が大勢います。
3番ウッドで100点満点のショットを打つことは難しいにしても、せめて70点くらいのショットが打てればグリーン周辺までボールを運べたり、場合によってはオンすることも可能。では、うまく打つためのポイントはどこにあるのでしょうか…?
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3番ウッドはもっとも難しいクラブ。バッグに入れることでかえって損することもある
「3番ウッドは14本中いちばん難しいクラブ。ティアップせず、地面から打つクラブとしてはもっとも難しい、最悪ともいえる番手です」
こう話すのは狭間世代の人気女子プロ、鶴岡果恋のコーチであり、関東ゴルフ連盟チームKGAジュニア技術担当ヘッドコーチも務める重田栄作プロ。
重田プロ 「100切りを目指すレベルの人や、ようやく、もしくはたまに100が切れるレベルの人は、3番ウッドをバッグに入れる必要はないと思います。バッグに入れてムリに使うことで、かえって損をしてると感じます」
スコアアップのために「3番ウッド」「5・6番アイアン」を抜くことも検討してみよう!
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重田プロ 「ボク的にはこのレベルの人なら3番ウッドではなく、4番ウッドがおすすめです」
<重田プロおすすめのやさしいセッティング>
● 4番ウッドの下には、フェアウェイウッドの中では比較的打ちやすい5番ウッド
● そこから下は、ユーティリティでアイアンまでフローしていくセッティング
重田プロ 「一般的に3番ウッドはロフト角が少なくて、レングスが長い。ロフト角は14度〜16度程度。レングスは43インチ〜43.25インチ程度です。ロフト角が少ないとボールが上がりにくいことはもちろんですが、つかまりにくい。レングスが長いとミートすることが難しい。
クラブの特徴から見ても3番ウッドは簡単ではないということです。
また、3番ウッドはドライバーのヘッドスピードが45m/s以上でなければボールが上がらない。女子プロと同等の40〜41m/sは最低でも必要なんです。100切りレベルの人をはじめ、多くのアベレージゴルファーのドライバーのヘッドスピードは、37〜38m/s程度。このヘッドスピードだと3番ウッドは正直、かなりキツいのです。
このようなことも含めて、ボクとしては3番ウッドよりも4番ウッドがおすすめ、というわけです。」
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