ランニングアプローチ、ピッチショット、ピッチ&ランそれぞれの特徴と打ち方のコツ、わかる?
今日イチのドライバーショットを放ったものの、グリーン周りでポカ連発…。あがってみると、このホールもトリプルボギー。100切りを目指す人はこんなことがよくあるもの。そこでアプローチショットが原因の大叩きをできるだけ防ぐ、超基本の打ち方を重田栄作プロが教えます。
ショートゲームでミスを重ねると100を切るのはとても難しくなる
ティショットをはじめとしたロングゲームがそこそこうまくいっても、グリーンから30ヤード以内のショートゲームでミスを重ねると、100を切るのは難しくなります。
初級者レベルのアマチュアゴルファーは、アプローチショットの練習がスコアをまとめるには重要なことだとある程度わかっていても、練習場へ行くとついドライバーの練習に多くの時間を費やしてしまいがち。ある意味“地味”なアプローチの練習より、フルスイングしてボールをかっ飛ばすドライバーのほうが爽快感もあって、楽しいものです。そのため、アプローチ練習をおろそかにしてしまう気持ちはわかります。
しかし、それを続けていては100切り達成までかなりの時間を要することになりかねません。そこでアプローチの練習量が少ない100切りレベルの人にこそ、絶対おぼえてほしい基本となる3つの打ち方をお教えします。
超基本のアプローチショットは、カラダのターンを主体にしてスイングする
アプローチショットの超基本は、下記の3つです。
(1)ランニングアプローチ
(2)ピッチショット
(3)ピッチ&ラン
(1)ランニングアプローチは、ボールをコロがして寄せるショットです。
(2)ピッチショットは、ボールを上げて寄せるショットです。
(3)ピッチ&ランは、ボールを上げて着弾したあとにコロがっていくショットです
こう話すのは狭間世代の人気女子プロ、鶴岡果恋のコーチで、関東ゴルフ連盟チームKGAジュニア技術担当ヘッドコーチも務める重田栄作プロ。
超基本のアプローチはカラダのターンを主体にしてスイングする
重田プロ 「超基本のアプローチショットは、3つとも打ち方は同じです。手首や腕を能動的に使って打つのではなく、カラダのターンを主体にしてスイングします」
3つのなかで一番やさしく打てるのが、(1)ランニングアプローチです。
ボールからターゲットまでの間にバンカーなどのハザードがなく、コロがすことが可能な状況ではランニングがおすすめです。
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