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今度のゼクシオ X アイアンは超イケメン！競技ゴルファーが喜ぶアスリート感のある見た目がカッコいい

今度のゼクシオ X アイアンは超イケメン！競技ゴルファーが喜ぶアスリート感のある見た目がカッコいい

2023/11/19　ゴルフサプリ編集部

シャープな見た目と構えやすい形状のゼクシオ X アイアン。アスリート系の印象ながら、薄肉鍛造フェース、メインフレーム構造、大型高比重タングステンニッケルウエイト等の工夫を盛り込み、高弾道で大きく飛ばせるという。低重心3ピース鍛造フェース設計と呼ばれる複合キャビティの実力やいかに!?

写真／ゴルフサプリ編集部　撮影協力／千葉セントラルゴルフクラブ

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ゼクシオ X アイアンはやさしくて顔つきがいいアイアンが好きな人にドンピシャ！

大きめで安心感がありながら、シャープさと操作性を感じるヘッド形状が、ゼクシオ X アイアンの売り。メーカーいわく、ネック周りを落とし、トゥ側の頂点と直線的なコントラストをつけてスッキリとした印象になったという。グースも抑え、操作しやすいイメージのネック形状と直線的なトップブレードに仕上げたということだが……。石井良介はどのような印象を受けたのだろうか、さっそく聞いてみよう。

「マット系の仕上げにアスリート感が漂ってカッコいいヘッドです。構えてみると、確かに顔がニュートラルでとても構えやすい。ソールした時に向けたい方向を向いてくれます。

ヘッドの大きさはいわゆるミッドサイズで、ちょっとやさしそうで顔つきがいいアイアンが好きな人にはドンピシャ、と思えるいい顔をしています。ちょっとだけヒール部分にボリュームを感じますが、構えた時の感じは、“ゼクシオXですよ”と言われなければゼクシオシリーズとはわからないほど、和顔でなく洋顔。シルエットや輪郭に外国ブランドっぽいアイアンの雰囲気があります」

スリクソンアイアンよりもやや払い打ちを想定したソール形状

「ゼクシオフォージドアイアンの流れをくんでいた初代・2代目のゼクシオ Xよりもシャープさが際立っていて、大胆にディテールを変えてきた印象を受けます。バックフェースの“X”一文字でだけでゼクシオを表していますが、今回のXシリーズは、ドライバーからアイアンまで、競技ゴルファーも十分に使えるような顔つきや形状に変わっています。
ソールの削り方はゼクシオフォージドの頃からやっていると思いますが、ユーザーによる打ち込み度合いの強さを反映させてスリクソンのアイアンよりも若干払い打ちの人を想定していると思いますね」

導入されたVソールは、レベルからややダウンブローのユーザータイプに合わせてバンス角をやや大きめに設定。さまざまなショットで振り抜きやすさが向上している。もちろん、やや打ち込む傾向のゴルファーもスムーズに振れる形状だ。

ボールがフェースに乗る感じがありながらキーンと弾かれる

「打ってみると打感もいい。ボールがフェースにきちんと乗る感じがありながらボールがキーンと弾かれる。極端に弾く感じではないけれど、初速はしっかり出ているし球も上がる。これはシャフトのせいもあって、ゼクシオ 13とは明らかにしなり方が違って、中がしなっています。スピンは若干少なめですが、前に行く球が出ます」

トゥ側のソール部に高比重タングステンニッケルウェイトを搭載（4～7番）して低重心化、高弾道の打球を実現した。フェースは高強度HT1770スチール鍛造。弾き感がありながらも心地よい打球感をもたらしてくれる。

ボールスピードの向上には「メインフレーム」が貢献。フェース周囲部に配置した溝（スピードグルーブ）と最適なフェース肉厚設計が相まってフェースのたわみが大きくなっている。

まだ力がある人にも、これからゴルフを始める人にもいいクラブ

「ゼクシオ 13がゴルファーとともに歳を重ねていくとしたら、ゼクシオエックスはある意味、そこから置き去りにされる感じになる、まだまだ力のあるゴルファーをカバーしてくれる。また一方で、これからゴルフを始める若い方が十分に使えて、向こう10年くらいはともに成長できるようなモデルにもなっています。大きさ、やさしさ、球の上がりやすさ、ミスへの寛容性など、全てひっくるめて他のアイアンと競合しケアできる商品になっていると感じました。

印象的には今回のゼクシオエックスが、これまでの流れでいうニュートラルな感じに近い。“令和のゼクシオ”という感じでしょうか。僕自身3代目のゼクシオエックスにして本当にいい形で進化したと感じました。シャフトを替えればまだまだ化けるでしょう。最近流行りのアイアンが苦手な人から女子プロまでイケる“ザ・スタンダード”と言ってもいい仕上がり。ゼクシオからゼクシオエックスへの移行もスムーズにできるでしょう」

若いゴルファーが使っても遜色なく、むしろかっこ良く見えるゼクシオX。アクティブなゴルフをしたいけれど、クラブはやさしい方がいい、というユーザーもいるはず。そんな人に使って試してほしいアイアンということになりそうだ。

石井良介
いしい・りょうすけ。1981年生まれ。『令和の試打職人』として各種メディアに引っ張りだこの人気解説者。PGAティーチングプロA級。You tube「試打ラボしだるTV」が人気。早くからトラックマンを活用したレッスンを開始。高い経験値と分析力で正しいスイング、正しいギアへと導く指導と的確な試打インプレッションに定評がある。