2つの新基軸で「高打ち出し+高初速」がパワーアップ
芯を広げて飛ばす「BiFLEX FACE」(バイフレックスフェース)と、高弾道で強く飛ばす「New CANNON SOLE」(ニューキャノンソール)が、ゼクシオ 13とゼクシオ エックス フェアウェイウッド&ハイブリッドの新機軸。
前者はトゥ~ヒールにかけてヘッドの剛性設計を最適化。エッジ部(フレーム)がエネルギーを受け止めることでフェースとボディのたわみが増幅し、高速度エリア(=芯)を拡大している。
一方、後者はソール内部のフェース側付近下部をくり抜いて大砲型に設計しソールを肉薄化した工夫。低重心化を実現しつつフェース下部のたわみを大きくしてボールスピードをさらに向上させた。また、初速に影響が少ないソール内のトゥ・ヒール部の肉厚部は拡大。これによりフェース下部の高初速エリアは、フェアウェイウッドで従来モデル比7%、ハイブリッドで20%アップして高打ち出し+高初速のポイントとなっている。
まずはゼクシオ 13 フェアウェイウッドとハイブリッドのインプレッションから聞いてみよう。
上からぶつけてスライスする人でも真っすぐ飛びそうなゼクシオ13
「打ってみてまず感じたのは、打球の高さが出ることと爽快な打音。ゼクシオっぽい“キーン”という音とは一味違い、やや低めの打球音です。でも、ゼクシオらしい球の上がりやすさと気持ちのいい打感はフェアウェイウッド、ハイブリッドともにしっかり踏襲されていますね。
これくらいボールが上がってくれると、上からぶつけるように打ってスライスするゴルファーでも真っすぐに飛びそうです。これまではミスだったショットがミスになりづらいと言えるので大いに武器になるでしょう。アイアンよりずっと楽に打てて距離も出る。つかまりの良さもすごいですから、クラブのセットアップ次第でゴルフが大きく変わる可能性があります。フェアウェイウッドと比べると、ハイブリッドはより芯を食ってつかまる感触が強かったです」
クラブに仕事をしてほしいゴルファーにはゼクシオ13がおすすめ
「ドライバーで感じたつかまりの良さはフェアウェイウッドでもハイブリッドでも感じることができますから、ゼクシオ 13ドライバーで調子が良かったユーザーは、同じようにスイングすればクラブの性能を生かせるでしょう。弾道も揃いますからショットが組み立てやすいと思います。クラブに仕事をしてほしいゴルファーにはゼクシオ13がおすすめです」
ボールがつかまりやすく、しかも上がりやすくて飛ぶのは従来から導入されている「REBOUND FRAME」(リバウンドフレーム)の賜物。ヘッド部分のたわむエリアをより軟らかく、支点となるエリアをより硬くして、交互に配置した4層構造のことだが、これが新機軸のバイフレックスフェースとの相乗効果により、ボールスピードが大きく向上しているという。
ゼクシオエックスは競技系、アスリート系のゴルファーも使える手応え
では、続いてゼクシオ エックスのフェアウェイウッドとハイブリッドの試打感。こちらは従来モデル以上に手応えがあった様子だ。
「ゼクシオ エックスのほうは、フェアウェイウッド・ハイブリッドとも、ゼクシオ 13よりもちょっと重厚感としっかり感があリます。つかまりも若干抑えめで強い球が出ますが、逆に言えばそんなキャラクターが対象ユーザーを物語っている。すなわち競技系、あるいはアスリート系のゴルファーが十分に使えるし、女子プロやシニアプロでもシャフトを選べばトーナメントで戦えるヘッドに仕上がっていると思います。
とはいえ、球が上がりやすくてつかまりやすいというゼクシオのコンセプトはブレていません。スリクソンに比べればゼクシオ エックスは球が上がってくれますし、それでいて少しつかまってくれる。そんな性能を好むゴルファーはプロを含めて相当数おられると思います」
ゼクシオ エックスは今使っているFWやHBにしんどさを感じる人にハマる
「例えば他メーカーですが、グローレなどを使っている男子プロなどは、ゼクシオ エックスを使ってみても面白いのではないかと感じました。スリクソンのフェアウェイウッドやハイブリッドを使っていて、ハードだなと感じはじめているならゼクシオ エックスはおすすめ。良かった時の勢いが戻って、なおかつもっと飛距離が出ると思います。
フェアウェイウッド、ハイブリッドともに、ゼクシオ エックス ドライバーよりはフェースが左を向いていますが、つかまり具合は抑えめです。芯を食った時の打音はややこもった感じ。ボールは上がりやすくて直進性もいいですね。ゼクシオ 13がクラブに頼りたい人向きなら、こちらはまだ体力に自信がある人に向く。反対にスリクソンにしんどさを感じる人にもハマりそうです」
弾道が揃うゼクシオシリーズは、ドライバーからハイブリッドまで統一するのが吉
ゼクシオ エックスにはゼクシオ 13同様、クラウン部を薄肉軽量化し、創出した余剰重量を効果的に配置した低重心設計で慣性モーメント拡大を実現したライトウエイトクラウン、フェース側とバックサイドに段差をつけ、低重心を維持してボールスピードを向上させるステップクラウン、フェース中央部の肉厚を薄く大きく設計し、フェース全部をたわみやすくして高初速を実現したフラットカップフェース、ダウンスイング時に発生する空力をコントロールしヘッドを安定させる「Activ Wing」(アクティブウイング)なども標準装備されている。
クラブ性能はドライバー基準の選び方、すなわちゼクシオ 13ドライバーが好みならゼクシオ 13、ゼクシオ エックスドライバーならすべてエックスで揃えるのがシンプルで安全ということだ。
石井良介
いしい・りょうすけ。1981年生まれ。『令和の試打職人』として各種メディアに引っ張りだこの人気解説者。PGAティーチングプロA級。You tube「試打ラボしだるTV」が人気。早くからトラックマンを活用したレッスンを開始。高い経験値と分析力で正しいスイング、正しいギアへと導く指導と的確な試打インプレッションに定評がある。


