お手頃価格になった「ステルス2」は買いか・売りか!?フェード&ドローで飛距離は変わるか?徹底検証
中古ゴルフクラブ業界に携わって30年の“中古クラブ専門家・中山功一”が、旬な中古クラブ情報や購入時に参考となる豆知識などをお届けするコラムです。今回は、ステルス2についてお話します。
2023年「ステルス2」の進化は
価格帯が手ごろになってきたテーラーメイド 「ステルス2」シリーズ。
2022年発売の初代ステルスはカーボンフェースの採用で話題となり、発売当初は売れ行き好調でした。しかし、カーボンフェースが「つかまらない」「滑る」といった評判が広がり、残念ながら思ったほど販売が伸びなかったモデルです。
2023年発売の「ステルス2」は、初代ステルスからフェース構造が大幅に改良され、打感、打音、つかまり、初速が良いと評判です。
「ステルス2 ドライバー」は、3種類あります。
(1)ステルス2 HD ドライバー
重心距離:41.9ミリ
重心深度:43.9ミリ
つかまりやすくするため、ヒールよりにウェイトを配置しています。
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(2)ステルス2 プラス ドライバー
重心距離:39.5ミリ
重心深度:41.6ミリ
重心がフェースよりで、ソール部分にウェイトスライダーが付いています。
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(3)ステルス2 ドライバー
重心距離:40.7ミリ
重心深度:41.8ミリ
こちらのモデルは、標準的な重心位置になります。
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テーラーメイド「ステルス2」とキャロウェイ「パラダイム」のヘッド形状
● キャロウェイ「パラダイム」=げんこつ型
● テーラーメイド「ステルス2」=洋ナシ型
この表現は、クラシッククラブの「トミーアーマー693」=洋ナシ、「トニーペナ」=げんこつから由来しています。
洋ナシ型の「ステルス2」は、10.5度でもフェース面が厚く見え、インパクトで叩いていくイメージの形状です。
今回は「ステルス2 ドライバー」で試打してみた!
ステルス2 ドライバー徹底試打
GOLFZON VISION を使って打感、操作性、方向性、飛距離などあらゆる角度から試打してみました!
<試打スペック>
ロフト角:10.5度
シャフト:TENSEI RED TM50(SR)
長さ:45.75インチ
総重量:約300グラム
素材・製法:チタンフレームボディ [9-1-1 ti]+6層カーボンクラウン+9層カーボンソール+特殊強化カーボンコンポジットリング+フロントTSSウェイト/新60層カーボンツイストフェース+PUカバー
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