タイガーが使ったシャフト「ツアーAD VF」に女子ツアーで後半戦強かった「USTマミヤ」、2024年も“シャフト戦争”はカオス状態?
タイガーだけでなく、日本の(蝉川)泰果も使用中
タイガー・ウッズが4月のマスターズ以来の復活戦となった「ヒーローワールドチャレンジ」で、テーラーメイドのニューモデルと思しきドライバーとマッチングしていたことで注目を浴びたグラファイトデザイン「ツアーAD VF」。日本国内では蝉川泰果が使用しているのも目撃されている。そして2023年の年末、ゴルフ界で注目を浴びつつあるシャフトは他にもあるようだ。
写真/ゴルフサプリ編集部
話題のシャフト「ツアーAD VF」はタイガー効果で人気になること間違いなし
クラブは自分に合わせて使うもの。クラブを買う前に自分に合わせてフィッティングすることが少しずつではあるが広まってきた感があるゴルフ界。その一端を担っているのが通称”カチャカチャ“と呼ばれて、ドライバーに装着されている調整機能だ。アメリカではこのカチャカチャがついていないと、ドライバーの選択肢の土俵にも上がらないと言われている。
ワンタッチでシャフトの付け替えができるので、クラブ好きのゴルファーなら何種類かのシャフトを持っているという人も少なくはないだろう。そして当然のことながら気になるのが毎年出てくるシャフトのニューモデルだ。今年も大手シャフトメーカーからは新しいモデルが登場したが2023年の年末にもっとも注目度が高いシャフトといえばグラファイトデザインの「ツアーAD VF」ではないだろうか? ジャスティン・トーマスが使用しているのを見て、あのタイガー・ウッズが自分のドライバーにも装着。4月のマスターズ以来の復活戦となったヒーローワールドチャレンジで、テーラーメイドのニューモデルと思しきドライバーとのマッチングでプレーした。
タイガーと「ツアーAD」といえば、2010年にマスターズでグラファイトデザイン社製の「ツアーAD DI」を手にし、その姿がテレビに瞬間からグラファイトデザインの株価が上がったという逸話がある。この「ツアーAD VF」は元調子でインパクト時に大型ヘッドでも当たり負けしないのが特徴で、ハードヒッターがより性能を引き出せるもののそれほどクセはないと言われている。すでに日本ツアーでも蝉川泰果をはじめ使っている選手が多く、アマチュアにも人気になることに間違いないだろう。
加えて注目なのは「USTマミヤ」だ。従来の「アッタス」シリーズではなく、「LIN-Q」(リンク)という新シリーズを登場させたが、さっそく日本女子ツアーでリ・ハナが使い優勝。シャフトのポテンシャルの高さを証明した。じつはリ・ハナの優勝後「ジ・アッタスV2」を使って稲見萌寧、西郷真央が優勝しており、終盤戦で3連勝していた。発売されてから「LIN-Q」の評判も高く、シャフト市場を賑わせている。
2024年に入り、シャフトの勢力図がどのように変わっていくのか? また日本ツアーの開幕あたりでレポートしてみたい。
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