一定のボールをとらえる技術があれば十分飛ばせる!
ツアープロがトーナメントを戦う様子を見ていると、我々がFWやUTで打つ長い距離を、番手の小さいアイアンでいともたやすくピンの根元をとらえていますよね。こういった姿に憧れるアマチュアゴルファーは多いのではないでしょうか。あのようなプレーを見ていると、アイアンが飛べばゴルフがやさしくなるだろうなぁと思ってしまいます。そこで、こんな疑問を抱く方もいるでしょう。
Q:アマチュアに多いヘッドスピード40m/sぐらいのゴルファーが、プロ並みとはいかないまでもアイアンで飛距離を出すことが可能なのか?
A:結論から言えば、十分可能です。
具体的な数値でいえば、7番で160ヤード、5番で180ヤードぐらいの距離を打つhs40m/sゴルファーは、たくさんとは言いませんが一定数いるでしょう。もちろん5番アイアンで180ヤードを実現させるには、ある程度のボールをとらえる技術が必要になります。ですが、筋トレしたり、ヘッドスピードを速めるトレーニングをしたりする必要はありません。道具の力を借りれば良いだけ。飛距離を追求したアイアンを使えば良いのです。
飛び系アイアンの力を借りれば飛距離アップはたやすい
ここ5年ぐらいで確率された「飛び系アイアン」と呼ばれるジャンルのモデルは、飛距離性能を重視した設計になっていて、通常のモデルと同じように打つだけで、簡単に飛距離が伸びます。ロフト角を立てつつ、重心を深く低く設定することでボール初速を速め、高く打ち出すことでヘッドスピードが変わらなくても飛距離アップを実現させているのです。
最大限に飛距離を追求したモデルでは、一般的なアイアンよりも20ヤード以上飛距離が伸びるのもあり、ヘッドスピード40m/sのゴルファーが、5番アイアンで180ヤード飛ばすことも決して難しいことではありません。さらにボールを飛距離重視のモデルに変えれば、さらに飛距離を追求することができます。
アイアンで飛距離が出せればゴルフはやさしくなる?
自身がトレーニングなどしなくてもアイアンで飛距離を追求することは、クラブを見直すだけで比較的簡単にできます。5番アイアンで200ヤード飛んだ!といった飛距離に楽しみを見出すゴルファーは、是非試してみてください。
しかしスコアを追求するゴルファーにとっては、あまりオススメできません。なぜなら、アイアンで飛距離を追求すればするほど、狙う性能が失われていくからです。飛距離を追求するためにスピンを減らしてしまうため、一定数のスピンが必要なボールをコントロールする、グリーンでボールを止めるといった性能が下がってしまうのです。
グリーンでボールを止めるという部分に関しては、高さを出すことである程度補うようになっていますが、スピンによって止める球質には及びません。
ゴルフで飛距離は大きなアドバンテージとよく言われますが、スコアを追求するのであれば、グリーンを狙う役割であるアイアンでの飛距離追及は、ほどほどにしておくのがよいでしょう。ヘッドスピード40m/sのゴルファーでアイアンの長い番手の距離をしっかり狙いたいなら、ショートウッドやユーティリティがオススメです!
■オグさん(小倉勇人・おぐら はやと)
元ゴルフ雑誌編集者のスウィング&クラブアドバイザー。現在は千葉県にあるゴルフ練習場「ユニオンゴルフクラブ」にて「ゴルフフィールズ ユニオンゴルフ店」で店長をしつつ、過去の経験で得た知識を武器にゴルフライターとしても活躍中。飛距離は250ヤード、持ち球はフェード。ベストスコア68。


