「パラダイム Ai SMOKE」のヘッドタイプは4種類!

キャロウェイの新作は、前作と同じ名前の「PARADYM(パラダイム)」。しかしその後ろに「Ai SMOKE(エーアイスモーク)」という名前がついています。やっぱ今回もキャロウェイは「Ai」なんですね。

デザイン的には前作とあまり変わらないように見えます。色はネイビーからグレーっぽい色に変わっていますが、まだら模様は同じで、外から見た構造もあまり変わっていないように見えます。ヘッドタイプは、今回も4種類。

(1)軽量モデルの「MAX FAST」
(2)捕まりのいい「MAX D」
(3)スタンダードモデルの「MAX」
(4)少し小ぶりな「◆◆◆(トリプルダイヤ)」

フェースの名前が「Ai SMART フェース」に!?

ニューモデルは何が新しくなったのか?ボディが360度カーボンでできていて、フェースカップ構造の部分はチタン、ヘッド後方部にも金属のパーツが付いているという基本的な構造は変わっていません。

ただ、ここ数モデルで形を変えて採用され続けてきた「JAILBREAKテクノロジー」は採用されていません。いままでは「JAILBREAKテクノロジー」で剛性をアップしてきたわけですが、今回はフェース面のたわみを大きくして、ミスヒットしても曲がらず飛ぶエリアを広くしたということなんですね。これもAIが導き出したことなんでしょう。

フェースはもちろんAIフェースなのですが、名前が「AI FLASH フェース」から「Ai SMART フェース」に変わっています。当然名前だけでなく、機能性もかなりアップしているようで、トゥ側やヒール側で打ったときにも、打球が真ん中にもどってくるような飛び方をするというんですね。

フェースが開き気味でトゥ側に当たったとしても、そこから右に曲がっていかないとうことなんです。そんなことがフェースだけでできるなんて、Aiフェース恐るべしですね。

まずはつかまりのいい「MAX D」を打ってみた!

今回4種類あるヘッドの中から、僕に合いそうなヘッド(2)「MAX D」と(3)「MAX」を打ってみました。シャフトは両方とも純正の「TENSEI」です。

(2)「MAX D」を打ってみた

まずはつかまりのいい「MAX D」から。ソールを見てみると、ヘッド後方部にウェイトが付いています。構えてみるとヘッドは大きめで、少しだけ後方に長いかな~という感じ。特に左を向いているようには感じません。形状的には前作よりもほんの少しだけネック部分がシェイプされているように感じました。つかまりのいいモデルですが、けっこう構えやすいです。

● 打感:しっかり目ですが柔らかさも感じる。
● 打音:少し金属音がするものの高い音ではなく、なかなか気持ちいい。
● 弾道:けっこう高めで、やはりボールの捕まりはいい。

フェードヒッターの僕が打つと、ほんの少しだけ左に曲がるボールになりました。シャフトも少ししなりが感じられて振りやすかったです。

10球以上打ちましたが、大きくスライスしてしまうような球はなく、ほぼストレートか、少しだけ曲がりの大きいドロー系のボールという感じでした。それも少し左のラフに入るかな~くらいの間借り幅です。当然僕なんかフェースのいろんなところに当たるわけですが、大きな曲がりがないのは凄いなと思いました。

次はスタンダードモデルの(3)「MAX」

次にスタンダードモデルの(3)「MAX」を打ちました。ヘッド後方部にスライドできるウェイトが装着されています。今回の4つのヘッドの中で、スライドウェイトが付いているのはこの(3)「MAX」だけです。構えてみると(2)「MAX D」よりは後ろが短く、顔的にはこちらの方がやはり構えやすい感じがします。こちらもネック部分が少しシェイプされてて、前作よりも少しいい顔な感じがします。

● 打感:柔らかめでフェースに少しくっつくような感じもする。
● 打音:(2)「MAX D」よりもほんの少しだけ低いのかな?という感じ。
● 弾道:こちらも高く、スピン量も少し少なめ。

フェードヒッターの僕だとほぼ真っ直ぐな球筋で、落ち際にほんの少しだけ右に曲がるような理想的な弾道が出ます。ドローヒッターなら逆に落ち際に少しだけ左に行くような球になるんじゃないかな。

こちらも10球以上打ちましたが、1回完全にフェースがドン開きになっちゃったときがあったのですが、自分の感覚としては完全に右ペラの球で、右の林に打ち込むような感じだったんです。しかしこの球が林まで行かず、右ラフにとどまるくらいの曲がりですみました。

いや~これには驚きました。かなりの擦り球だったので当然飛距離は落ちるのですが、これも予想よりも飛距離の落ち込みが少なく感じました

とにかく曲がりにくさが凄い!

今回キャロウェイのニューモデル「PARADYM Ai SMOKE」シリーズの(2)「MAX D」と(3)「MAX」を試打しましたが、一番感じたのは両モデルともミスヒットにかなり強いということ。確実にけっこう曲がるような当たりでも、その曲がりがかなり少ない。

(2)「MAX D」のほうがやはりつかまりはいいですが、そこまで左に行く感じはなく、スライス悩んでいる人には良さそうです。「MAX」は直進性が高く、その人なりの球筋が出やすいと思います。両方とも弾道は高め。

少し驚いたのは、とても振りやすいのに曲がり幅が少ないということ。どうしても曲がりにくいヘッドというのは慣性モーメントが高いので、僕は少しだけ振りにくさを感じてしまうんです。ヘッドの動きが思い通りにならないというか。それがこの「PARADYM Ai SMOKE」では感じませんでした。

なので、やはり慣性モーメントを高くしすぎることなく、フェースの性能で曲がり幅を少なくしているのかな~と思いました。曲がりにくい大きいヘッドのドライバーを使いたいけど、いまいち上手く打てないって人にも、このヘッドはいいかもしれません。

僕は持ち球の打ちやすさで(3)「MAX」がいいかな~

で、飛距離性能ですが、この試打をした日はかなり気温が低く、オッサンの僕は体も動かないのでかなりヘッドスピードが遅かったし、飛距離計測にはとても不利な条件だったんですよ。それでもトラックマン計測でいつもと変わらないくらいの飛距離が出ていたので、飛距離性能は高いと思います。なにより、曲がり幅が少なくなるので平均飛距離は確実に伸びそう

2種類のヘッドを打ち比べてみて、僕的にはやはり理想のフェードボールが打てた(3)「MAX」がいいかな~と思いました。(2)「MAX D」も悪くないのですが、僕的にはやはり少しフェードで飛ぶ方が安心できるので。

みなさんもぜひ打ち比べて、AIフェースの進化を感じ取ってください。

オマケ

実は最後に(4)「◆◆◆」も打たせてもらったのですが、これがめちゃ良かった!ヘッドは少し小さめで、ソールのウェイトはヘッド前方と後方に1つずつ。弾道は中弾道で、直進性が高くて球が強い

僕が打つと完全にフェードですが、曲がり幅が大きいわけでなく、左に行く心配なく振り切れる。打感は柔らかめで打音はかなり低め。

スピン量は間違いなく一番少ないので、もともとスピンの多い僕にはかなり良さそう。僕には(4)「◆◆◆」は少しハードすぎると思っていたのですが、これはかなり気に入りました。(3)「MAX」一択かと思っていましたが、これは(4)「◆◆◆」もありだな~。

野村タケオ

ゴルフバカイラストレーター、野村タケオ。京都府出身。
様々なゴルフ雑誌やウェブサイト等にイラストやイラストコラムを寄稿。
毎週水曜の22時からYouTubeライブで生放送「野村タケオゴルフバカTV!」を放送中。


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