キャロウェイ、テーラーメイドともにドライバーが話題急騰中だが、アイアンの出来はどうか?
今年は「ゼクシオ 13」発売の年なので、各メーカーもゼクシオにぶつけるモデルを発売しています。今回は、キャロウェイ「パラダイム Ai スモーク MAX FAST アイアン」「パラダイム Ai スモーク アイアン」と、テーラーメイドの「Qi アイアン」を試打してみました!
パラダイム Ai スモーク MAX FAST アイアン
<試打スペック>
● 7番
● ロフト角:26度
● 長さ:37.0インチ
● ライ角:61.5度
構えると見るからにトップブレードが高く、ロフトが立っていることが分かります。
Ai スモーク アイアン
<試打スペック>
● 7番
● ロフト角:28度
● 長さ:37.25インチ
● ライ角:62.25度
Ai スモーク MAX FAST アイアンよりもブレードのラインはシャープに見えます。
Qi アイアン
<試打スペック>
● 7番
● ロフト角:28度
● 長さ:37.25インチ
● ライ角:63.0度
リーディングエッジに丸みがあり、ボールが拾いやすいデザインになっています。3モデルの中で1番アップライトです。
ヘッド重量、バランスの違いは?
長さの違い
スペックを見ると、「Ai スモーク MAX FAST アイアン」のロフト角が26度と、ぶっ飛び系アイアンのロフト設定になっています。
キャロウェイの26度のモデルは、エピック MAX FAST アイアン(2021)が7番で26度。MAX FAST系ということで軽量モデルで、アベレージゴルファー・シニアゴルファーが対象ターゲットになっています。
非力な方が飛距離を求める場合は、ぶっ飛び系のロフト角のアイアンをチョイスすることもアリかと思います。
一方、テーラーメイド「Qi アイアン」のロフト角は、28度と「ゼクシオ 13 アイアン」と同じロフトです。「ゼクシオ 13」の7番総重量は364グラム、長さが37.25インチ、「Qi アイアン」の7番総重量は約368グラム(Diamana BLUE TM60 /R)、長さが37.25インチとなっています。
このように「Qi アイアン」は、ゼクシオ系と言っていいようなスペックになっています。1つ気になるのが、「Ai スモーク MAX FAST アイアン」の長さが37.0インチ、「Ai スモーク アイアン」の長さが37.25インチと0.25インチ違います。現物を比べてみても6ミリほど長さが違うことが分かります。
ヘッド重量とバランス、シャフトとのセッティングで変更していると思いますが、試打して違いを比べたいと思います。
ソール幅を比べてみると…
ソール幅は、「Qi アイアン」が一番広いです。
「Qi アイアン」/フェース高:56.69ミリ
「Ai スモーク MAX FAST アイアン」/フェース高:56.56ミリ
「Ai スモーク アイアン」/フェース高:54.73ミリ
試打レポート
GOLFZON VISION を使って打感、操作性、方向性、飛距離などあらゆる角度から試打してみました!
テーラーメイド「Qi アイアン」
フェード打ち
<フェード打ち>
● #7:28度
● 飛距離:177.5ヤード
● ヘッドスピード:37.2m/s
ドロー打ち
<ドロー打ち>
● #7:28度
● 飛距離:183.2ヤード
● ヘッドスピード:36.9m/s
「Qi アイアン」はこんなゴルファーにオススメ
ヘッド形状が面長でフェース・トゥ側が広く、上級者にはやや構えにくいイメージです。逆に初心者には、安心感を与える形状になっています。
打感は、硬めでステンレス製であることが分かる感触です。ボールは中弾道で強いボールが出ますが、コントロール性はあまりなく、方向性が良いので初級・アベレージゴルファーにオススメです。
キャロウェイ「Ai スモーク MAX FAST アイアン」
フェード打ち
<フェード打ち>
● #7:26度
● 飛距離:184.8ヤード
● ヘッドスピード:36.0m/s
ドロー打ち
<ドロー打ち>
● #7:26度
● 飛距離:188.2ヤード
● ヘッドスピード:35.8m/s
「Ai スモーク MAX FAST アイアン」はこんなゴルファーにオススメ
クラブ全体が軽く振りやすい重量なので、女性でも使えます。打感がやわらかく、高い弾道のボールが出やすいです。
ロフト26度の超ストロングロフトですが、フェース面が立っていることが気にならないように0.25インチ短めにしているのではないかと思います。多少の操作性があるので、中・上級者のゴルファーにオススメです。
キャロウェイ「Ai スモーク アイアン」
フェード打ち
<フェード打ち>
● #7:28度
● 飛距離:180.9ヤード
● ヘッドスピード:36.1m/s
ドロー打ち
<ドロー打ち>
● #7:28度
● 飛距離:185.9ヤード
● ヘッドスピード:36.5m/s
「Ai スモーク アイアン」はこんなゴルファーにオススメ
「Ai スモーク MAX FAST アイアン」よりもさらに打感がやわらかく、軟鉄かと思うほどの感触です。そして「Ai スモーク MAX FAST アイアン」よりも簡単にボールが上がり高弾道のボールが出ますが、ヘッドの大きさが丁度よく、つっかかることもありません。
操作性が高くフェード、ドローもかけやすいので上級者、熟練者のゴルファーにオススメです。
試打結果
【飛距離安定性】
1位:Ai スモーク MAX FAST
2位:Ai スモーク
3位:Qi アイアン
【打球感】
1位:Ai スモーク
2位:Ai スモーク MAX FAST
3位:Qi アイアン
【方向安定性】
1位:Ai スモーク
2位:Ai スモーク MAX FAST
3位:Qi アイアン
【操作性】
1位:Ai スモーク
2位:Ai スモーク MAX FAST
3位:Qi アイアン
まとめ
「Ai スモーク MAX FAST アイアン」「Qi アイアン」は、初・中級者向け、飛距離と方向安定性が欲しい方に!
「Ai スモーク」は中・上級者向け、小ぶりの軟鉄アイアンよりもやさしさを求める方にオススメです。
今年の中古クラブ市場は、良質アイアンが多数出てくると思います。オーバースペックを選ばずに、自分のゴルフスタイルに合うモデルを探しましょう。もし自分には合わないな…と感じたら早めに買い替えをすることをオススメします。中古クラブショップには、買戻しサービスもありますので、ステップアップに応じて活用しましょう。
\それでは、あなたのゴルフライフにGood luck!/
中山功一(ナカヤマ コウイチ)
かつてはフェスティバルゴルフでゼネラルマネジャーを務めるなど、中古クラブ業界に携わって約30年。ゴルフ雑誌での連載、中古ゴルフクラブ関連の著書も多数。テレビ東京系列「なんでも鑑定団」にも鑑定士として出演。




