ダフり、トップが止まらなければ、まずアドレスを疑ってみる
今回から2回続けてアプローチがテーマです。1回目はアマチュアの方にはよくある、花道などいいライからのダフりとトップです。40歳でキャリア8年のTさんもこの症状に悩まされていました。絶好のライから狙ったり、逆に慎重になりすぎてミスしていたのかと思いきや、いつまで経っても直らない。チャンスでダフりやトップが出るとメンタルもやられるので修正したいとの相談でした。
Tさんのアドレスを拝見すると、すぐにおかしなところが見つかりました。ショットと同じように、アドレスで体がやや右に傾いていたのです。ご本人は何の違和感もなくショットの延長線上で構えていたようですが、実はこれが間違いだったのです。
アドレスで体を右に傾けてしまうと、下半身に対して上半身が右にある感じになります。当然、体の右サイドが下がった構えになりますから普通に振ったらヘッドが手前に落ちてダフり、それを嫌がるとすくい打ちになってトップするという悪循環になっていました。さらにダフりたくないからとボールを右寄りに置いていたTさん。それによって右への傾きがさらに大きくなり右に置いたボールでさえトップしていたのです。
足元から胸まではオープンでいいが、肩のラインだけはスクエアにする
ということで、修正したのはアドレス。まずは真っすぐ立っていただきました。ご本人としてはかなり違和感があったと思いますが、これは慣れていただくしかありません。また、右に傾いてオープンに構えていたのをマイナーチェンジしました。足元から肩まで全てオープンになっていたのを、ツマ先オープン、腰オープン、胸もちょっとオープンで肩をスクエアにしていただいたのです。
アプローチもダウンブローで打ちたいのですが、ショットのように大きく振らないので、アドレスでダウンブローのインパクトを作っておきたいのですが、肩のラインだけスクエアにすることでボールの先の芝を削る形になるのです。打つ際には、バックスイングで体がちょっと左に傾くくらいの感じでも構いません。そもそも右傾していたTさんのような方であればなおさら。そのまま打てばダウンブローになるのでダフりやトップとさよならできます。
勝又優美
かつまた・ゆみ JLPGAティーチングプロA級。就職したホテルが所有するゴルフ場勤務となりゴルフをスタート。ゴルフを楽しむ人々にふれ、日本の大人たちを笑顔にしたいとティーチングプロの道に。2010年に認定ティーチングプロとなり13年には A級ライセンス取得。やさしくてきめ細やかな女性らしいレッスンで大人気。堀尾研仁氏主宰の「KEN HORIO GOLF ACADEMY」に所属。


